いよいよ年の瀬も押し迫ってまいりました。今回が本年最後の目録更新となります。今回は貸本漫画B6版が10冊とA5版が10冊のちょうど20冊です。予定していたティーンコミックスとかとかはちょっと間に合いませんでした。
まずはB6版から
若木書房傑作漫画全集408、ひもと太郎「湖畔の少女」です。この頃のひもと太郎の少女漫画は絵柄が安定していて結構読ませます。
東京漫画出版、中島けんきちシリーズ2「母ごころ」です。後妻の母と娘の悲しいお話です。
金龍社、田中美智子「母よいつまでも」。当時貸本漫画で人気の高かった田中美智子です。何故人気が高かったのかは実のところちょっと謎です(^^;。
兎月書房漫画全集25、伊藤朋久「涙の一つ星」。どこと言って特徴はないのですが、ココらへんが当時の貸本少女漫画の標準的な水準かと思われます。
ほかにまあ個人誌が6点ほど。
A5版の方はアンソロジーが多めです。
東邦漫画出版の「宝石 1号」です。あまり出てこない珍しい短編誌です。たまに出てきてもコンディションが良くないです。今回のもあまりコンディションは良く有りません。主筆は、なるみあきらでひょっとしたら表紙も成実暁かもしれません。1号には他に沢いずみとか中沢しげるが描いております。知名度はそれほど有りませんが、中堅どころの上手いマンガ家を起用しております。
こちらは、あかしや書房「青い鳥 12号」。表紙は高橋真琴ですが、表紙以外はあまり見所がないかもしれません。番号が若いうちは一線級のマンガ家を投入していたのですが、12号くらいになるとちょっと内容的に見栄えがしなくなっております。
お次は若木書房。まずは「泉 17号」です。わたなべまさこ「さくら貝」の第1回掲載です。
同じく「泉」の別冊4号です。巴里夫「赤いクレヨン」掲載です。
こちらは「泉」別冊15号。珍しく古谷三敏の短編掲載です。時期的には赤塚不二夫のアシスタントになる前後くらいかと思われます。
「こけし」は別冊7号。こだまつぎよし「わたしの人形」。絵柄可愛くて、個人的には好きな作家です。
「ゆめ」の52号。佐川節子にしては珍しいバレエもの。
最後はA5版ハードカバーで若木書房童謡漫画シリーズ14、釜沢つとむ「丘のそよ風」。釜沢つとむ=南あかねらしいのですが、時代的に古いのか絵柄に関しては南あかねの雰囲気はまるでありません。
年明け早々は「宇宙の傑作機」の新刊が出る予定です。1月8日に値段と共に情報アップの予定です。申し訳ありませんが事前予約は受け付けられませんので、必ず新着目録をご覧の上、ご注文ください。その他は今回出せなかったティーンコミックスの類をアップする予定です。
最近市場で古い漫画雑誌を何添加落札しました。そこら辺の商品は1月中旬ころから整理してアップする予定です。ご期待ください。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませm(_ _)m。