年の瀬に近づくと売上もナニゲに向上してきます。来年は倉庫スペースを確保しようと野望に燃えています。
今週の新着目録です。今週はバレエ特集ということでしたが、いざと用意してみるとそれほど冊数がありませんでした(^^;。プチ・バレエ特集と言うことでご勘弁をm(_
_)m
今回の目玉は新書版でのバレエ漫画最高峰「ガラスの靴」です。ビニールコートのないてんとう虫コミックスでこれだけの美本が出ることはまず無いだろうと言うほどの状態の良さです。
お次は貸本から
左が渡辺雅子(わたなべまさこ)の初期単行本(奥付がないが昭和31年から32年のもの)「白鳥のワルツ」。右がうちのすみお「白鳥の湖」。
そして「泉」別冊バレー特集号。
初期「泉」の豪華な連載陣です。わたなべまさこ「一つの小さな物語」は全14頁オールカラーです。
左が巴里夫「母はみている」。いそじましげじが巴里夫に名義を変えてまだ1年くらいの頃です。右がこだま次吉「くじゃく姫」。絵が手塚調でちょっと良いです。
左が若木の代表格赤松セツ子の「白い椿の散るように」。右が彩田あきら「白鳥の夢」。
次は集英社の「少女ブック1958年7月号」です。
この頃はどの少女雑誌にもバレエシーンの写真グラビアが載っておりました。理由はよく分らないのですが、なぜかほとんどが屋外なんです。モデルは鰐淵晴子・朗子姉妹です。姉妹の写真は結構珍しいのでは?
このころの少女ブックの売りはなんといっても楳図かずお「母よぶこえ」です。おそらく唯一のバレエ物ではないでしょうか。本人もバレエ物はかなり不本意だったようで、未だに単行本化されません。
バレエ物はここまでです。お次は1960年8月号光文社「少女」です。やはりまあなんといっても高橋真琴が売りでした。
久しぶりの牧かずまです。まだ牧数馬名義のころの曙出版「くれない天兵」です。
年代的には白土三平の手伝いが入っているはずの時期で、後半部の絵柄にそれらしき雰囲気がありますが、あまり確かなことはいえません。
こちらも久しぶりの入荷りぼんカラーシリーズです。つのだじろう「すみれ雲のうた」と棚下てるお「ゴールデンリボン」です。
最後に先日紹介した池辺ハナコの初単行本「他人様の口唇に悪戯して楽し」。この作品集が珠玉といっても良い出来具合です。右はたった2冊の単行本を出して消えてしまった三岸せいこの「夢みる星にふる雨は…」です。独特のファンタジー世界を築いていて、個人的にはかなりお気に入りでした。こちらも久しぶりの入荷です。
来週はまた雑誌をアップです。別マ、少コミ、花とゆめあたりです(^^;