先週に引き続き市場で雑誌仕入れてしまいました(^^;。置き場所がやばいなぁと思っていたところにクルマで売りに来たお客さんが(^^;。店がもう足の踏み場がありません。さすがにやばいので夜なべ仕事をして市場に売りに出かけました。台車で2往復もしましたが、思っていたよりはお金になりました(^^;。でもまだお店は片づかない_| ̄|○
今週は、ほぼマーガレットだけです。1974年ですが、残念なことに前半3冊ほどヌケがあります。個人的には志賀公江の「ビーナスへの道」最終回が読めなかったことが悲しいです(T_T)。そのかわり講談社から移ったあべりつこ(阿部律子)の単行本未収録が読めたことが最高でした。
単行本の方では時々取り上げてきましたが、あべりつこは個人的に凄く好きな作家の一人です。寡作な人で単行本も5タイトル(バージョン違いを除く)しかありません。講談社時代の作品はそれなりに単行本化されていますが、集英社(マーガレット・ぶ〜け)時代の物はあまり単行本になっておりません。
デビューは1970年なかよし増刊8月号「おにいちゃんとトコとX」。可愛い絵柄(いまなら萌え系として通用しそう(^_^))と心暖まる作風を主体としていましたが、時代的に適合しなかったのかヒット作には恵まれなかったようです。初期は、なかよし・フレンドで活躍し74年にマーガレットに移り、しばらくのブランクの後ぶ〜けで作品を発表しますが、1981年を最後に名前を見かけなくなりました。絵柄や作風などが、どことなくこやのかずこを彷彿とさせます。
長々と脱線しましたが、今週の新着目録です。
マーガレットでの唯一の連載作品、「ひっこめ!全ガキ連」。双子の少女とガキ大将達を巡るコメディ物です。両親が発明家で双子の片割れが実は・・・という設定です。
コミックスでも一番人気があり、代表作ともいえる「テキは強いぞ手ごわいぞ!」。ほのぼのとした作風が実にあべりつこらしい「春の日のおかーちゃん」。
他にもけっこうな人気があって、コミックスには十分な長さがあったのになぜか単行本にならない有吉京子の「デュデュの大冒険」や、岩館真理子の意外な作品「ただいま片思い・・・」
べらぼうな作品数の西谷祥子や丘けいこの単行本未収録も相変わらずあります。意外とディープな1974年マーガレットです。
雑誌以外は今回ひとつだけですm(_ _)m
いしいひさいち選集「ドーナツブックス」です。現在も刊行が続いているシリーズです。バラでは珍しくないですが、32冊もまとめて揃うのは珍しいと思います。
タイトルの「ドーナツブックス」は「ピーナッツブックス」のパロディで、各巻に付けられたサブタイトルも有名な文芸作品からのパロディとなっています。いしいひさいちが堪能できるシリーズです(^_^)
来週の予定はちょっと未定です。確定申告もしなきゃなんないし(^^;