市場での仕入れやお客様からの買い入れなどで店内足の踏み場がない状態。少し落ち着いたら店内の整理を使用と考えているのですが、なかなか落ち着かなくて、どうやら年内に整理をするのはちょっと難しそうです。来店されるお客様にはご迷惑をおかけしますが、年が明けましたら少しずつ整理を行う予定です。
今週の新着目録です。先週に引き続き今週もりぼんの古いところが7冊。週刊少女マーガレットは1972年から3年にかけての「ベルサイユのばら」掲載にかけての時代。それから別冊マーガレットが少しと、週刊少女コミックが少しです。
りぼんに関しては今週もすでに5冊が現時点で売り切れ状態です。でもまあやっぱり書かねば、ね!
りぼんの1961年12月号と1962年10月号の表紙です。左は浅野寿々子(順子)で、現在は大橋巨泉の奥様。右は内藤耀子(洋子)で、現在は喜多嶋舞のお母様。まあもう40ウン年前の表紙ですから。この時代のりぼんになるとなかなか出てきません。そんなわけでお値段もそれなりです。
こちらは1961年12月号のグラビアです。サンタの衣装を着ているのが浅野寿々子。バレリーナの左端が森下洋子(このとき実に12歳)、左端から2番目が大原永子。いまや二人とも世界的に有名なプリマドンナ。
マンガに関しては牧美也子が「マキの口笛」から「りぼんのワルツ」に至る時代。
わたなべまさこが「おかあさま」から「カメリア館」に至る時代。
今回の牧美也子イラストの封筒がありました。先週紹介したりぼんサービスコーナー用は、販売用グッズでしたが今回のりぼんクーポン大懸賞用封筒は、いわゆる全員プレゼント用のものです。賞品は「マキの口笛」イラスト入りハンカチでした。上が返信用封筒で下が往信用封筒です。
お次は増刊号が3冊。この時代のりぼん増刊も珍しいです。
1964年お正月大増刊号です。表紙は牧美也子。この号には青池保子のデビュー作「さよならナネット」が掲載されております。青池保子の漫画作品は集英社では結局このデビュー作だけです。なぜなんでしょうか?
1964年春休み増刊号です。表紙はこれもまた牧美也子。この号には樹村みのりのデビュー作「ピクニック」が掲載。
ちなみに青池保子のデビューは15歳。樹村みのりは14歳。昔の漫画家はみんなデビューが早いです。
最後はりぼん1965年お正月増刊号。表紙は鈴木登志子(津山登志子)。この表紙は二重になっていて顔の部分が透明窓で表紙の次のページの鈴木登志子のグラビアが透けるように出来ております。
右の画像はあすなひろし「冬の水車」。絵柄がすでに完成されております。
下の画像は綴じ込みの栞。牧美也子、高橋真琴、わたなべまさこ、水野英子、今村洋子と豪華です。
残り雑誌はほとんど売り切れ補充なので解説はパスです。でも「ベルサイユのばら」新連載号と「パンドラの秘密」掲載号が入荷しております。
雑誌以外はわずか一つ。以前に掲載誌を紹介したことがありますが、谷口ひとみ「エリノア」がさわらび本工房さんのご努力により本としてまとまりました。
左が今回さわらび本工房さんが出された「エリノア」の表紙。右は週刊フレンド1966年2月18日号に掲載された際の扉です。亡くなられた後にフレンドに掲載された追悼記事も収録されております。すでに予約とかで売れて当店でも残部少です。お早めに。
来週は大島弓子のレア本かりぼん以外の古めの少女マンガ雑誌のどちらかです。細川知栄子の単行本未収録小特集も何とか年内にはやってみたいと思います。
それでは、来週をお楽しみに(^^)/~~~