神保町裏通り日記とか云いながら結局は単なる新着目録解説になっております。タイトルに偽り有りってことで申し訳分けないm(_
_)m。針小棒大とか羊頭狗肉にはなっていないと思いますのでご容赦を。
そんなわけでたまには神保町界隈のネタでもひとつ。ただいま神保町の表通りでは(ああまたタイトルに合致しない( ´д`))、神保町雪だるまフェアを開催中です。
こんな感じの雪だるまが靖国通りの歩道に25体ほど設置されております。23日日曜日までの開催です。
今週の新着目録です。またもや雑誌主体です。今週は先週のマーガレットの残り分と創刊号からのプリンセス約1年分です。
まずは数少ない雑誌以外から。貸本には当店定番牧かずまの「赤い猫」。島村出版の仕事は珍しいのでは。
少女漫画では布浦翼「夜明けのミルキーウエイ」と菜摘ペコ「若葉萌える頃」。
布浦翼と云えば”きこちゃんスマイル”とか”柴王”とかのほのぼのお笑い物が有名ですが、昔はシリアス物も描いておりました。文月今日子アタリと類似する作風ですが、パクリと云うよりも当時のフレンドの路線だと思います。個人的には文月今日子も含め好きな作家の一人でした。
マーガレットの方は先週の続きなのであまりコメントすることがないのですが・・・。この当時のマーガレットは定価が90円から100円(その時のページ数などにより変動)。オイルショック前なので紙質もそんなに悪くはないです。ただ当時の週刊漫画雑誌は、巻頭のアイドルグラビアなどにカラー頁を取られてしまい、漫画部分のカラー頁はほとんどありませんでした。そういう意味ではこの”ベルサイユのばら”のカラー扉頁は貴重かも知れません(^^;
お次はプリンセス。1975年1月号が創刊号です。
創刊号には後のプリンセスの柱となる、イケスミチエコ、青池保子、あしべゆうほを初め石森章太郎、山岸涼子、赤塚不二夫、吾妻ひでおなどの多彩な顔ぶれである。、もう一つのプリンセスの柱となる細川知栄子は創刊2号から”シンデレラの森”でスタート。長編最長不倒距離大河作品”王家の紋章”は翌年の1976年のスタートなのでまたいずれ紹介致します。
創刊直後の大事な立ち上げ時期なので、実に様々なゲスト作家が見受けられます。
後の”手天童子”のプロトタイプともいえるプリンセス版”手天童子”。
他にも横山光輝、矢代まさこ、村野守美、あすなひろし等のいぶし銀のような渋いラインナップ(^^;。編集者の趣味だったのでしょうか。
最後にプリンセス増刊号。創刊された年の最初の増刊号。井出ちかえ中期作品もあり。
ところでプリンセスはオイルショックの影響も在ってか紙質があまり良くありません。一部作品でインクの裏写りがありますので、気になる方は事前にお問い合わせを〜!