昨日の金曜日にクリスマス特選市というちょっと規模の大きな業者市がありました。えーそこで初めて7桁の金額の入札しちゃいました(^^;。どーいうものかというと「喜能会之故真通」とか「色道十二番」とかで、状態美なら海外の美術館行きのレベルのものです。
大きく載せると差し障りあるのでこんなもので(^^;
まあ、そんなことしていた反動か風邪ひいて熱が出ております(T_T)。半分もうろうと目録作業していたら、すっかりアップが遅くなってしまいました。
そんなわけで今年最後の新着目録です。
まず貸本は一点。一晃社の「宇宙作戦」です。以前「X作戦」を掲載した際に、刊行不明と紹介したものです。出版社はエンゼル文庫から一晃社に移っていますが、同じ東京作画会発行になっております。
表紙はお馴染みの佐野栄。巻頭も南竜二で、前回の「X作戦」よりは多少SF色が強くなっています。
雑誌の方は1958年〜1960年代のもの各種です。
まずは「少女クラブ1957年1月号」巻頭は当然のごとく手塚治虫「火の鳥」。これはギリシャ編です。ほかにも東浦美津夫「キノコちゃん」とか、カットだけですが水野英子の最初期の絵柄もみられます。
おつぎは集英社「少女ブック 1960年1月号」。巻頭は、当時人気絶頂のわたなべまさこ「白馬の少女」。他には横山光輝「四枚の女王」、石森章太郎「ガラスの目」などが収録されています。
「りぼん」は1968年2月号、4月号、5月号の3冊です。これも当時大人気だった北島洋子「スイートラーラ」、他巴里夫「5年ひばり組」、牧美也子「銀のかげろう」などが収録。おまけに弓月光のデビュー作「ジェムと10億ポンド」も。
少女フレンドは1965年8月3日(31)号です。ちばてつや「アリンコの歌」新連載の号です。他に古書的に人気絶頂の細川知栄子「東京シンデレラ」、ちょっと珍しい東浦美津夫のミステリー作品「石の顔」なども収録。
新書の方は西谷祥子11作品オンパレード。マーガレットやセブンティーンの初期ビニカバ帯付もあります。この頃のビニカバはすでに収縮し始めコレクター泣かせになっておりますが、今回は一部を除きとても良い状態の物が多いです。
本年も残りわずかです。皆様良いお年をお迎え下さいm(_ _)m