今年も残り1ヶ月を過ぎました。毎年同じ繰り言ですが、1年経過するのがとても早く感じます。まあ年だっつーことでしょう。
今週の新着目録です。また先週の予告を無視しちゃいました(^^;。本来はラブリーフレンドと貸本の予定だったのですが、倉庫を探していたら、アップし忘れの週刊フレンドと週刊フレンド増刊がどっちゃり出てきました。そんなわけで雑誌以外は1冊しかない今週です。
最初に雑誌以外。
文:木の実ナナ 画:勝川克志の絵本「虹色の街」です。A4大判ハードカバーで巻末写真部分を除く絵本部分はオールカラーです。表紙に木の実ナナのサインが入っております。
雑誌の方は週刊少女フレンドと週刊少女フレンド増刊です。
正直なところフレンド系の漫画は、今まであまり読み込んでいないので、どれがお薦めだとかどれが単行本未収録だとかは、把握が甘いところです。今回フレンド系を大量に読んでみて面白いなと思ったのは、杉本啓子、井上奈緒辺りのちょっとファンタジーよりの作品でした。
左は週刊少女フレンド増刊号1976年2月25日号掲載、井上奈緒「ミケットの誕生日」。右は週刊少女フレンド増刊号1978年12月25日号掲載、杉本啓子「溶けていく風景」。杉本啓子は幻想ロマン的な作品に良い物があります。
今回も阿保美代の単行本未収録があります。データ化してみると実に単行本未収録の多い作家ではあります。今のところの雰囲気では、ほぼ半分の作品が単行本未収録のようです。
左は週刊少女フレンド1979年9月20日号掲載、阿保美代「高原のはるかな恋人へ −まつむし草−」。イラストポエムですが、珍しいオールカラー作品です。右は週刊少女フレンド増刊号1975年11月25日掲載、阿保美代「エルザの船出」。4ページや8ページ作品が多い阿保美代にしては珍しい16ページ作品です。
最後に当店の目録では初登場の銀雪子(しろがねゆきこ)。絵柄は当時流行のファンタジー系で、ちょっと個性が弱いのですが、話も相まって独特な雰囲気があり隠れた人気作品です。10数年前に亡くなられたようで、ネットの世界ではときおり惜しむ声が見受けられます。
左は週刊少女フレンド1979年9月20日号掲載、銀雪子「ネプチューン」。右は週刊少女フレンド増刊号1978年12月25日掲載、銀雪子「キャベツ畑のやさしい夢」。
単行本も2冊しかなく、作品総数も20作品程度だと思われますが、今のところデータが少なくてハッキリしたことが云えません。おいおい調べてデータも整理したいと思います。
来週は別冊少女フレンド系と貸本。あくまでも予定なのですが…(^^;