神田古本まつりは無事終了しました。ちょっと天候不順でしたが、多数(普段よりは(笑))のお客様にご来店いただきました。ありがとうございました。おかげさまで紙芝居も全て完売となり、店主もちょっと驚いております。
そろそろ年末も近いのでセールを行ないます。航空宇宙限定ですが、目録及び店頭の航空宇宙関連商品を本日より12月29日までの間、全点50%オフで販売いたします。
さらに先着5名様(通販でもご来店でも構いません)に風虎書房発行「私立科学博物館 第20号科学衛星MUSES-C
『はやぶさの一番長い日』」をサービスでお付けいたします。
そんなこんなで、今週の新着目録です。今週は雑誌オンリーです。売れ切れ補充のプチマーガレットとCOM以外は、珍しいというかちょっと変わったところばかりです。
芸文社発行の「女性コミック・エル」1970年3月号です。創刊がいつで、どこまで続いたものかさっぱり情報がありません。コンセプト的にもよく分からなくて、ほんとうに女性向きになっているかどうか怪しいです。作家陣も峯岸ひろみ以外はほぼ無名です。右の画像はあいかわ未明「エンディ・トニーの苦しみ」。
お次は、せぶん社発行の「月刊プリティプリティ」。1978年9月号が創刊号で4号目の1978年12月号で廃刊しました。執筆陣の筆頭は湯田伸子で柴門ふみの名も出てきます。お茶の水女子大漫研筋とか同人誌系の執筆者が多いです。せぶん社という出版社はググッても情報がありません。現在セブン新社という出版社がありますが、関連があるのか無いのかもちょっと不明です。
こちらはプリティプリティ創刊号に掲載されていた、柴門ふみ「いちばん寒い僕の冬」です。柴門ふみの公式なデビュー作は少年マガジン増刊号の「クモ男フンばる!」となっていますが、これは1979年作品なのでこちらの方がちょっと早いです。JUNEにも描いていましたがJUNEの創刊も1978年10月なのでこっちの方が1ヶ月だけ早いです。でも「漫波」時代の作品も商業誌掲載と考えられるのでどれが本当のデビュー作かは微妙です。
こちらは小学館の「セブンコミック」。私は以前せぶん社の発行だと勘違いしておりました。小学館の「女性セブン」の姉妹誌の位置づけだったようです。こちらもいつ創刊されて、いつ廃刊になったのか情報がありません。大手出版社だけあって執筆陣はそれなりに揃っています。でもちょっと地味かな。
こちらは小学館「プチセブン」。セブンティーンの対抗雑誌的な位置づけです。同じ系列なので対抗しても意味はないかと思いますが…。部数的には「セブンティーン」に全然及ばなかったのか、古書的のもほとんど流通がありません。漫画作品は4点ほど掲載されておりますが、ほとんど単行本化されているので、雑誌としてのプレミア度はあまりありません。
今週はこんな所です。しばらくレディス系の雑誌が続きます。よろしくお願い致します。