今年もあと残すところわずかになりました。皆様この一年如何でしたでしょうか。私はう〜む(笑)です。
とにかく年末は合同目録や仕入や宴会で大忙しでした。とくに貸本マンガ史研究会主催”桜井昌一さんを偲ぶ会”&忘年会は、往年の漫画家さんたちが多数出席され大変楽しかったです。
本年最後の新着目録です。
今回の大目玉商品は、谷川一彦『星は見ている』です。
消息不明の天才漫画家谷川一彦の唯一の単行本です。詳細はこちらに。
次にホラー系貸本漫画の定番、池川伸治。
表紙に1と記されていますが、続刊があるわけではなくて新ミステリーシリーズの1という意味です。
娘より石が大事という石研究家の父親と、一卵性双生児の娘なのに片方ばかり苛めたがる母親という変な家族の設定が、如何にも池川らしい(^^;作品です。
男性向けには現在絶好調の福本伸行出世作『銀と金』全11巻です。
アカギに似た”銀”とカイジに似た”金”の組み合わせで、読み出したら止まらない魅力があります。結末がちょっと中途半端な感があります(おそらく雑誌の廃刊)。どこか別の雑誌で続編を期待したい作品ではあります。
少女漫画は先週から引き続きのマーガレットコミックス。
イラスト集には久しぶりの押井・天野コンビの”天使のたまご”をモチーフにした『少女季』。状態も良いです。
変形サイズなので、スキャナに全体取り込めませんで(^^;、実際はもう少し縦長です。
続いて新書館のイラストシリーズでは、内田善美の『聖パンプキンの呪文』より入手困難だろう名香智子『天鵞絨の館』です。
ちなみに”天鵞絨”は”ビロード”と読みます。語源はポルトガル語で、最近はビロードとは呼ばずに”ベルベット”と英語で呼ぶのが普通みたいです。
アダルト系ではありますが、風俗画の大家としても有名な日本画家小妻要のイラスト集『女人幻想』です。
B4サイズの大判画集です。初期の小妻容子名義の頃のイラストも多数収録されております。
最後に新刊委託品の2冊。
この手のミニコミ誌としては、着実に号数を重ねる『貸本マンガ史研究』です。今回は”桜井昌一さんを偲ぶ会”に連動して発行された、別冊版を特別に販売致します。
今年もお客様並びに関係者の方々には大変お世話になりましたm(_ _)m。新しい年が皆様にとって良い年でありますように。また来年も引き続き御贔屓のほどよろしくお願い致しますm(_
_)m。
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