神保町裏通り日記  
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4月28日(土)
天気(晴のち雨)
売上
_| ̄|○

 

 世間ではゴールデンウィーク突入しました。とても暇な土曜日でございます。当店のお休みは4月29日〜5月3日、5月5日〜6日とちょっと変則的になっております。4日金曜日は営業いたします。次回の目録更新も変則的に金曜日の更新となります。量的には大して出せないと思いますが、よろしくお願いいたします。

 5月5日には、コミティアに出かけます。今回は出店側です。ブースは「は15a」、サークル名は「少女オルフェ」。売る物のメインは山田勇男監督作品・出演あがた森魚「少女オルフェ」とか「青空みどりの逆襲」とか「貸本マンガ史研究」とかとか適当に色々です。よろしくどうぞm(_ _)m。

 てなわけで、今週の新着目録です。先週予告したA5版貸本はあっさり変更です(^^;。すいません次回回しになります。今週は雑誌の方は、「花とゆめ」です。在庫には2000年前後まであるのですが、いまだに完全に整理がつきません。完全な整理を舞っているといつまでたっても出せないので、打ちこんだ分からのアップを始めます。ちょっととびとびになったりしておりますが、とりあえず今回は1980年〜1981年の分です。それと1970年代の売切分の追加補充です。

 1980年代の花とゆめといえば、色々と有りすぎて、逆に書くのが難しいです。まあ売れた分だけきっちりと単行本になっている分、古書的にはあまり面白くありません。唯一評価できるのは「ガラスの仮面」のカラーページだと思います。

 

 ああ、解説することがないorz。1990年代になれば、雑誌掲載と単行本の差違とか、説明することは色々と出てくるのですが〜。そこまで到達するには、もうちょっと時間掛かりそうです。

 単行本の方は「THE X FILES」全3巻。解説するまでもない有名な海外ドラマですが、それのコミカライズ作品です。

 

 

 

 1巻には、かきざき和美、板橋しゅうほう。2巻には、井上宣、坂田靖子。3巻だけ、2編とも望月三起也が描いております。当時としてもなかなか、凝ったというか片寄った執筆陣のような気がします。初出はよく分かりません。書き下ろし企画だったのかもしれません。

 のこりはアダルトなので、解説はぬき。村祖俊一が11冊有ります。そういえば村祖俊一も別名義が多いマンガ家ですね。こうのかなんとか光野果南は、知っておりますが、鳴神俊と如月次郎(同名で劇画マンガ家いますが別人)は絵柄を見たことがないので、そのうち発掘したいと思います。

 それでは次回5月4日の金曜日に〜。

 

 

4月21日(土)
天気(晴)
売上(^_^)

 

 18,19日と全古書連大市のため大阪に行って参りました。仕入れ成果はゼロでした〜(T_T)。

 そんなわけで、うなだれつつも今週の新着目録です。2日も休んだので、今週は雑誌がありません。

 え〜まずは貸本B6版です。

 小学館の学年誌で、バレエ物ばかり描いていた谷悠紀子(谷ゆき子)の貸本時代の作品。わかば書房「幸せを呼ぶ少女」。谷ゆき子の貸本は、金園社や金竜社が多いのですが、わかば書房のヤツは珍しいです。刊期がないのではっきりと分かりませんが、昭和33年頃の作品ではないかと思われます。ちなみにわかば書房は、セントラル出版の子会社です。

 

 

 ひもと太郎といえば、戦記物という感じがするのですが、若木のB6末期からひまわりブック初期で少女物も描いておりました。意外と少女物上手い人です。

 あがさこうじ「かなしき祈り」。どうゆう人だとか、他に何を描いた人なのか、情報がさっぱりありませんが、絵は結構達者です。

 単行本の方は、レーベル的に珍しい物を集めてみました。

 モンキー文庫、谷ゆき子「足ながおじさん」。私が把握している限り、谷ゆき子の最後の作品です。

 

 

 みのり書房、オリジナルコミックスシリーズです。シリーズ名が示すようにすべて単行本用書き下ろし作品でした。黒田みのる「少女エクソシスト」以外は、あまり見かけません。全部で10数冊あるはずですが、全貌もちょっと不明です。
 左上、戸塚ゆう子「おかしな恋の物語」。右上、くすだういこ「愛の伝説」。左下、高遠文「栄光のイスカリオテ」。右下、丘けい子「メアリー恋唄」。

 

 こちらもあまり見かけないレーベル、芸文社かもめコミックスです。こちらも書き下ろしのシリーズなのですが、シリーズ通番も特にないので、何冊くらい出たのかもさっぱり分かりません。
 左は、こさかべ陽子「ギャビタンの翼」。右は、はやさかあみい「緑の中で鬼ごっこ」。

 来週は、A5サイズの貸本を出す予定です。

 それから雑誌目録の構成を変更しました。しばらくこの変更作業が続くと思います。ご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。ご意見などありましたら、遠慮無くメール下さい。

 それでは、また(^^)/~~~。

 

 

 

 

4月14日(土)
天気(晴)
売上
_| ̄|○

 

 お店のサイトがグーグル八分(グーグルの検索対象から除外される)の被害?に遭っております。どうやら目録の構造と規模がグーグルに嫌われたようです。そのようなわけで現在目録を細分化中です。特に冊数が多い集英社系に関しては、年代毎に分けることにしました。作業中は色々と不都合な点など出てくることもあるかと思われますが、ご容赦下さい。また目録の分類分けなどでご意見などありましたら、遠慮無くご連絡下さい。よろしくお願いいたしますm(_ _)m。

  今週の新着目録です。先ほど値段を入れずにアップしてしまいました。しかもアップの日付も間違えてしますし。最近ちょっとボケが(^^;。しかも点数少ないです。デラックス・マーガレット3冊、あすか13冊、ヤングレディコミックス10数冊。グーグル八分のショックのせいか低調です。スミマセンm(_ _)m。

 

 まずはデラックスマーガレット1969年夏の号です。西谷祥子「不良少女」単行本未収録です。扉絵見ても分かるかと思いますが、当時の西谷祥子の作風としては、ちょっと異色な作品です。

 こちらは1972年夏の号。

 

 右は、こやのかずこ「ちょっとおかしな女の子」単行本未収録。左は、原智恵子(原ちえこ)のデビュー作「S・D101号」です。

 この号には、イラストストーリー傑作集としてカラー7ページで特集が組まれております。高橋真琴も入っていて、ちょっとお得です(^^;。

 角川書店のあすか(ASUKA)は、市場的には珍しいかも知れませんが、売りがあるのか無いのかは、自分で目次打ちこんでみてもよく分かりません。ネット中でも意外と情報は少ない雑誌であります。

 来週は全連大市というものが大阪で開催されるので、18日、19日とお店の方はお休みさせていただきます。そんな訳で来週の目録にもちょっと影響が出るかもしれません。一応貸本関係をアップする予定です。

 それでは、また来週。

 

 

4月7日(土)
天気(晴)
売上(-_-)

 

 4月とは思えない暑さだったり、4月とは思えない寒さだったりと忙しい天気の今日この頃、店主も忙しいのか暇なのか分からない日々を送っております。

 今週の新着目録です。少女マンガ単行本とイラスト集と雑誌はりぼんです。

 

 まずは、ささやななえ傑作集全3巻。今回はセット売りではなくバラ売りです。「獄門島」のカバーがちょっと不良ですが、その他はコンディション良いです。

 ちなみに「獄門島」には、「百日紅の下で」という番外編(時系列的には金田一が獄門島に渡る寸前の話)があります。この話もささやななえによりマンガ家がされています。初掲載は別冊少女コミック1977年12月号です。

収録は以下に

タイトル & 発行年
収録作
ささやななえ傑作集1
獄門島
1983年9月
獄門島
ささやななえ傑作集2
負けてたまるか!
1983年12月
勝手にしやがれ!
負けてたまるか!
みんなくたばれ!
やるか てめえら!
木枯しにふたりだけ
ささやななえ傑作集3
鐘の音が鳴ったら…
1984年3月
鐘の音が鳴ったら…
それぞれの季節の中で
春のぶどう棚
あかるい夏の日
徒然なるままに

 

 こちらは大都社スターコミックス版2冊。初期作品をまとめた短編集です。収録作は

タイトル & 発行年 収録作
小さな愛のシリーズ
若葉の頃
1977年8月
若葉の頃
海のかけら
八月の森
マクドナルド氏の恋
ジュ テーム
おやすみジュデイ!
わらべうたシリーズ
天狗の里
1977年9月
天狗の里
だるまさんころんだ
あがり目さがり目
ずいずいずっころばし
カエルがなくから

 

 左は、巴里夫「今日も欠席」。カバー状態がちょい不良ですが、あまり見かけないマーガレットレインボーコミックスです。右は北島洋子「続 若草物語」。北島洋子は、「若草物語」のコミカライズを一番描いている人でもあります(私が知る限り)。りぼん付録版、ユニコン版、てんとう虫コミックス版に加えて、この「続 若草物語」で4作品あります。ちなみに私が知る限り「続 若草物語」のコミカライズ作品はこの1冊しかありません。これ読んで知ったのですが、3女のベスってこの続編で死んでしまうのですね。

 イラスト集には

 名香智子「天鵞絨の館」帯付入荷しました。帯ちょっとイタミですが、内部はきれいです。

 雑誌りぼんの方は1973年から1982年まで29冊。

 毎度おなじみ単行本未収録紹介です。まずは陸奥A子から。

 

 左は「ささやくならやさしく」りぼん1978年5月号掲載。右は「Snow Snow Story」りぼん1980年2月号掲載。ちなみにこの作品は全4ページオールカラーで、「雪雪物語」の続編的な作品です。

 

 お次は篠崎まこと。左は「やあ!コニー」りぼん1973年3月号掲載。右は「雪より白く微笑んで」りぼん1980年1月号掲載。

 

 久木田律子も単行本未収録の多い作家ですが、とりあえず2点だけ。左は「503号らくがき日記」りぼん1982年6月号掲載。右は「2丁目のはっぴー・えんど」りぼん1982年9月号掲載。

 

 他には…、左が池野恋「気まぐれタイムマシン」りぼん1982年4月号掲載。右が小椋冬美「気分はヨーロッパ…という感じ」りぼん1982年8月号掲載。清原なつのとのヨーロッパ旅行記です。

 では、また来週〜。

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮