色々とご心配をおかけいたしましたが、網膜剥離の方の経過は順調です。手術の際に眼球内に充填したガスも残り1割位で来週明けにはすっかり抜けて正常に戻りそうです。
まずは「漫画の手帖 81号」通販のお知らせです。
こちらをご確認の上、ご注文ください(^_^)/
今週の新着目録です。貸本短編誌が1冊、貸本が10冊です。
短編誌は文華書房「月夜 6集」。当初、池川伸治、松下哲也、宮本ひかる(杉戸光史)の3名でスタートした「月夜」ですが、松下哲也が抜け、さがみゆき、川辺フジオ(郷力也)が加わりと変遷していきます。
池川伸治「宇宙神」収録。父親からもらった宇宙神のお守りを身に着けた久美に不思議な起きる…。他に尾頭良のデビュー作「レモンの味」も収録。
池川伸治が3冊。
池川伸治「うばすてやま」。現代の姥捨て山を描く社会風刺かと思ったら全然違った(^_^;)。陰気な性格を治すため少年が始めた治療は人を殴ることだった!? 誰も思いつきそうもない話だ(^_^;)
池川伸治「フローラと獣 フローラの巻」。原作付きです。京・速(きょうはやみ)という原作者は当時高校生くらいの女性だったそうです。現在は風媒花というハンドルネームでブログをやられております。
池川伸治「奇母・奇墓」。娘の一念により墓場から甦った母(^_^;)。それにしてもこのタイトル、なんて読むんだろう。「きぼ・きぼ」? 「きはは・きはか」。正解がわからない(;´Д`)。ちなみに落書き多数なんでご注意を。
金田君子(上原きみこ)「雪どけ道で」。3人のユカと呼ばれる少女のお話。1974年の別冊少女コミックで舞台を外国に移してリメイクしております。
全国児童作曲コンクールで一位を取る天才少女芹沢あけみには父親が殺人犯という負い目があった。ある日あけみのクラスに同じ作曲コンクールで次席の南茂が転校してきた…。半欠け2枚の難ありです。
川辺フジオ「恋のしずく」と「GO GO ミチとユリ」。川辺フジオ(郷力也)はポエムを入れたり、大ゴマ使ったりとなかなか少女漫画としてのセンスも上々です。まさか将来あのような漫画でブレークするとは思いもよりません(笑)。
国分正三「給仕忍法帖」。国分正三については全く不明。絵はわりかし達者ですが、コマ割りが妙に細かくてちょっと変わった雰囲気です。作家で調べてもわずか2作品しか出てきません。うーん。
こやまようこ(小山葉子)「ミッチは17才」。わりかし濃ゆい作風で店主はちょっと好きです(^^)。
濃いと言えばこの人も濃い(^^)。立美八景「世界は二人のために」。タイトルは当時はやった歌謡曲。時代を感じさせます(^^)。
今週はこんなところで、来週も貸本の続きです(^_^)/