神保町裏通り日記
 
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2015年
12月26日(土)
天気(曇)

 

 

 本年最後の目録更新です。

 では今週の新着目録紹介です。本年最後は当店お得意の単行本未収録紹介。今回岩館真理子がちょっと中心です。

 まずは岩館真理子の単行本未収録。基本的に21世紀になってから発表されたものが単行本に入っておりません。

 

 ヤングユー2005年8月号掲載、「秘密のペトリくん」読切。

 

 コーラス2006年2月号掲載、「ノスタルジア」読切。

 

 コーラス2006年6月号掲載、「おちゃのま通信」読切。

 

 月刊フラワーズ2008年7月号掲載「夕暮れバス」読切。とりあえずこの作品以降岩館真理子見かけていないです。寂しい限りでございます。

 

 お次は市川ジュンの単行本未収録。

 

 別冊マーガレット1977年10月号掲載、市川ジュン「杳子が帰る日」読切。
 すいませんわたしこのタイトル「杏子」(きょうこ)と勘違いしてました(^^ゞ。「杳子」(ようこ)だったんですね。「杳」という字は暗いという意味のようです。あんまり人の名に使いそうもない字ですが〜。

 

 別冊マーガレット1978年2月号掲載、「7000回の朝」読切。

 

 別冊マーガレット1979年3月号掲載、「湘子」読切。

 

 別冊マーガレット1979年5月号掲載、「五月荘のめい」読切。

 

 お次はくらもちふさこ。

 

  別冊マーガレット1988年5月号掲載、「アリババ・ネコババ 前編」。
  別冊マーガレット1988年7月号掲載、「ネコババ・アリババ 後編」。
 なぜか前編と後編でタイトルの並び順が違う(^^ゞ

 あとは色々。

 

 別冊ララ1982年夏の号(創刊号)掲載、大島弓子「密造アップルサイダー」。ちょっと汚れてるんでちょっと安めに。

 

 別冊マーガレット1980年6月号掲載、大谷博子「ド根性娘と短気なライオン」。大谷博子の単行本未収録って結構ありそうな気がするけど、実は少ない。

 

 講談社ミーツイン 1992年10月号掲載、いがらしゆみこ・月光姫「LA RONDE ラ ロンド・輪舞 Vol.1 回転木馬」。いがらしゆみこも意外とレディス系は単行本未収録多いです。

 本年の目録はこんなところです。

 お次はお知らせ。

 漫画の手帖TOKUMARU13号発行されました。相変わらずのの店主の雑文に加え、腐れ縁のTHE SEIJIの表紙とマンガ付きです。

 初売りは12月31日のコミケになります。お店にもちょっと置いてあるので、声かけて下さい。

 弥生美術館にて2016年1月3日〜3月27日の会期で「上村一夫×美女解体新書展」が開催されます。トークイベントもイロイロ併載のようです。

 

 今年も一年大変お世話になりました。皆様よい歳をお迎え下さい。

 年末は30日まで営業。年始は1月5日からとなります。よろしくお願いいたします。

 

 

 

2015年
12月19日(土)
天気(曇)

 

 

 妙に暖かい日が続いたと思ったらまた寒くなりました。でもまあこれで平年並みかもしれない(^^ゞ。

 今週の新着目録です。講談社「るんるん」6冊と、単行本ちょっと、その他ちょっとです。

 

 

 

 左上から19994年7月号、右9月号、中段左11月号。中段右が1995年3月号、下段左7月号、9月号の計6冊です。

 えーと、まずは「るんるん」の説明から。もともとは「なかよし」の増刊号「なかよし増刊るんるん」として季刊ペースで刊行されていました(最初の刊行はちょっと不明)。1993年5月号から独立して隔月刊行となります。

 独立しても「なかよし」の姉妹誌という位置づけはあまりかわらず、なかよし本誌の連載の番外編なんかがチョコチョコ掲載されておりました。

 今回「るんるん」の目次打つ上で結構困ったのが、掲載しているマンガが読みきりなのか連載なのか、新連載なのか最終回なのかすごく解りにくいことでした。そういった記載が扉や目次にない上に、たまに連載休んだりするのでなんだかよくわからなくなってきます。そんなわけで目次のデータ間違っていたらゴメンナサイ(^^ゞ

 

 

 YOUNG YOU ポストカードギャラリーが3点。岩館真理子、陸奥A子、榛野なな恵。多分この3種で全部じゃないかと思ってます。各ポストカードが30枚セットに成っております。

 単行本の方は4点。

 

 左がイケスミチエコ「花になりたい」。右は小室しげ子「ばらの封印」。

 

 わたなべまさこ名作集から2点。左が「従妹イゼベル」。右が「従妹マリア」。似たようなタイトル(^^ゞですが、執筆年は随分と違います。
  「従妹イゼベル」の方は、週刊少女コミック1979年12号〜24号に掲載されてました。
 「従妹マリア」の方は、週刊マーガレット1964年11号〜(終了不明)です。
 15年も違うと絵柄も結構違います。ちなみに両方共この名作集でしか読めない作品です。

 今週はこんなところで〜。

 来週26日も目録更新は致します。

 年末年始の営業は年内が30日まで。年始が5日からとなります。30日は営業しますがちょっと変則で15時位からの営業となるかもしれません。ご不便おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

 ではでは〜。

 

 

2015年
12月12日(土)
天気(曇)

 

 ユニクロのフリースジャケット買いました。暖かいです(^_^)。

 今週の新着目録です。ぴょんぴょん全冊後編の部です〜。今回でぴょんぴょんのすべてが揃いましたんで記念に表紙並べてみました(笑)

   

  

 まずは1988年が6冊。この頃は隔月刊でしたので全部で6冊です。

   

   

   

 1989年1月号から月刊化開始、全部で12冊。

   

   

   

 1990年も12冊。

   

   

   

 1991年も12冊。

   

   

 

 1992年の10月号で廃刊。1992年は10冊で、創刊からの総計が52冊となります。(並べるのもけっこう疲れました(^^ゞ)。

連載されていた作品でそのまま「ちゃお」に移動したのは、

藤井みどり「愛の戦士ヘッドロココ」
うえだ未知「どきどきDO!れみ」
室山まゆみ「あさりちゃん」
おのえりこ「みい子で〜す!」
河井りつ子「なんでもアリス」
マヤよーこ「デュエットで走ろう」

以上の6作品。創刊から廃刊まで連載を続けた皆勤賞の作品は、

室山まゆみ「あさりちゃん」
たちいりハルコ「おじゃマクラ」

の2作品でした。

 あとは適当にダラダラとご紹介。

 前回の映画連動の単発ではなくて、こちらは連載版。作画はいそほゆうすけの「ドラミちゃん」。のび太の未来が変わってしまうので、ジャイ子のお世話をドラミちゃんがするという設定。

 

 石ノ森章太郎原作の東映不思議コメディーシリーズも続いております。左が井口ユミ「不思議少女ナイルなトトメス」。右が玉井たけし「うたう大龍宮城」。

 「いのち輝く時」シリーズの最後は、はやさかあみいい「女性パイロット アメリア・エアハルト 大空にかける夢」。作中ではアメリア・エアハルトになってますが、通常はアメリア・イアハートと表記される事が多いです。発音的にはエアハルトの方が近いような気がします。世界で初めて大西洋横断をしたパイロットとしてアメリカなんかではかなり有名な方です。

 ホラーもイロイロ。

 

 井上千草「過去からの呼び声」と「魔人形が呼んでいる」。井上千草に関しては単行本も出ておらず詳細不明です。

 

 星野めみ「暗闇のシンフォニー」と「霊界からきた少年」。この方は現在レディス系で大活躍中。

 

 藤田素子「金魚になった少女」。あんまり怖くなそうな絵柄で怖い漫画描きます。この方は現在もぶんか社の「まんがグリム童話」系の雑誌で怖い漫画描いてます。

 

 岡本ゆり「ひみつのクリクラ クッキー」と「アイスクリームすくらんぶる」。デザートの実際の作り方が紹介されているマンガです。「ひみつのクリクラ クッキー」は、主人公がバレンタイン用にチョコレートクッキー(ブラウニーに近い)を作るお話。「アイスクリームすくらんぶる」は、熱を出したお母さんにアイスクリームを作ってあげようとするお話。少女漫画でレシピ載ってるのって、意外と少ないんですよね。

 

 

 最後は細々。左は谷沢直「あかりCHUがえり」。甲賀忍者が新体操やるという、良いんだか悪いんだかよくわからないお話(^^ゞ。
 右は美羽「おしらせまんが」。目次にもちゃんと乗らないようなマンガなんだけど、要は次号のお知らせをするマンガです。最後なんでスペシャル版(^^ゞ。

 先週紹介し忘れてたやつ(ああ、ボケが…)。まきのかずこ(牧野和子)「ホクロ天使」。同名のタイトルでリリカ掲載作品のセルフリメイクです。だいぶ雰囲気違いますが(笑)。

 今週はこんなところで〜。来週は講談社「るんるん」、その他の予定です〜。

 最後はお知らせ。

 深川江戸資料館 新春特別企画

 みなもと太郎の「風雲児たち」展 詳細が決まりましたのでお知らせです。

 

 〜漫画でみる幕末

 会場:深川江戸資料館 地下1階レクホール
 入館料:400円

開催記念講演会
 2016年1月9日(土)
 深川江戸資料館 小劇場 定員200名
・第1部 14時〜15時
 「幕末維新期とはどのような時代か? 〜通説を見直す〜」
 小泉雅弘 (駒沢大学文学部教授・明治維新史学会理事)
・第2部 15時10分〜16時30分
 「風雲児たちを語る」
 みなもと太郎 [聞き手:おかべたかし]

 終了後にサイン会開催

 料金:800円
 申し込み:03−3630−8625


 ではでは〜。

 

2015年
12月5日(土)
天気(晴)

 

 寒い〜。ユニクロ行ってヒートテックでも買おう(^^ゞ。

 今週の新着目録です。ぴょんぴょん全冊第1弾です。今週はとりあえず全52冊のうちの24冊アップです。

 ぴょんぴょんは単行本未収録がかなり多いので、目録作るのもけっこう手間がかあkりました。

 まずはぴょんぴょんの基本から。創刊は1988年1月。当初は隔月刊だったのでVol.でナンバー付してました。

 

 連載開始時の代表作は

 

 室山まゆみ「どろろんぱっ!」、藤原栄子「フラッシュバニー」

 

 奥村真理子「光のパンジー」、うえだ未知「B・G倶楽部YOU」(単行本時は「ゆう&YOU」に改題)。

 上記4点はかなり長いこと連載していた、ぴょんぴょんの代表作ですね。

 さてここまで書いたところで、本日は中断(^^ゞ。この後かなり書かなきゃならないのですが、所用のため続きはまた明日。誠にスミませ〜ん。

 12月6日、続き書きます(^^ゞ。

 上原きみ子「ダンシングロード」。こちらも創刊号からの新連載ですが、何故かわずか2回で第1部完になって、結局それっきり再開されませんでした。何があったんですかね(^^ゞ。

 

 深谷かほる「ケロリンタン」。これも創刊号からの連載。著者のデビュー第2作目の作品です。単行本未収録です。市川みさこ「ぶ〜たれぷ〜」。こちらも創刊号から連載で単行本未収録。

 細かい単行本未収録もちょっと紹介。

 

 星野めみ「スタープリンセス」、ちびにゃんね「ビビビのかおりちゃん」

 

 井上千草「ドジっ子光ちゃん」、富所和子「花子さんは〜い」。

 

 わたなべひろみ「パオちゃんだゾウ」、よしかわ進「ミラクルみるく」

 

 西条じゅん「小さな魔女ミスティ」、かんなゆみ「タンポポえっちゃん」。

 

 玉井たけし「つぼねちゃん」、曽祢まさこ「まじかるネコが行く!」。この「まじかるネコが行く!」ですが1988年Vol.5に掲載された読み切り版は単行本に収録されましたが、1990年5月号からの連載版は単行本未収録です。まだまだあるのですが、こんなところで。

 お次はタイアップもの。

 

 左は河井りつこ「ウルトラまりりん」。円谷プロ許諾済み(笑)。右は新作「魔法使いサリー」に併せたよしかわ進のコミカライズ版。単行本未収録です。

 

 石森章太郎原作で東映不思議コメディーシリーズ「魔法少女ちゅうかなぱいぱい」のコミカライズ。作画は谷沢直。大人の事情(笑)で途中でいきなり「魔法少女ちゅうかないぱねま」に変更になりました。作画は同じで谷沢直。どちらも単行本未収録。

 

 中華系が終わったあとは「美少女仮面ポワトリン」。作画井口ユミに変わります。右は、映画公開に合わせたコミカライズ、たかや健二作画で「ドラミちゃん ミニドラSOS」。この2作も単行本未収録です。

 

 小学館といえば、はずせないのが名作のマンガ化路線。

 

 たらさわみち「小公子」。北島洋子「若草物語」

 

 まるやま佳「あしながおじさん」。藤田素子「ひみつの花園」。

 高瀬直子「アルプスの少女ハイジ」。

 また実在の女性をモデルにした話とか伝記なども熱心にマンガにしていました。

 

 元宝塚花組のトップスター大浦みずきを描いた、ゆめの愛「虹色のステップ」。

 こちらは「いのち輝く時」と題されたシリーズ物。原作は全て寺島優。

 

 左は女子世界初のグランドスラムを達成したテニスプレイヤー、モーリーン・コノリーを描いた「ラケットにかけた青春」。作画は小林たつよし。右は日比野裕美「キュリー夫人 石の中の炎」。

 

 左は津田塾大学の創立者津田梅子を描いた「七歳のアメリカ留学生」。作画はなんと望月あきら(^^ゞ。右はココ・シャネルを描いた武田薫「ファッションの女王」。

 

 左はしのざき薫「ナイチンゲール 戦場の天使」。右は田村すみよ「愛と光を求めて ヘレン・ケラーとアン・サリバン先生」。

 望月あきらの作品なんか最末期だと思われるのですが、どうなんでしょう。他にもおやこんなところにとびっくりにマンガ家さんがおります。

 

 

 左は文月今日子「まじょまじょ魔理ちゃん」。奥様は魔女のタバサちゃんを主役にしたようなはなしです(^^ゞ。
 右は山根あおおに「ミニミニ パトちゃん」。 山根あおおに先生!こんなところで〜(笑)。

 

 左は武田京子「美加ばあちゃんのひなまつり」。どおくまん・小池たかし「女の子なのに音子ちゃん」。
 武田京子を引っ張り出してくるのは理解できるのですが、どおくまんプロを引っ張り出してくるのはちょっとびっくり。編集者のセンス最高(笑)。どおくまんプロも「本気ですか」と編集に聞いたらしい(笑)。

 

 あとは細かいところですが、特集記事の短めのマンガなんかで、おおやちきとか須藤真澄が描いていたりします。

 

 

 最後は作者がよくわかんないもの紹介。
 左は、さとうまどみ「すてきなおくりもの」。マンガというよりは童話の挿絵に近いような絵柄です。しかしかなり才能持った方で、作品の出来は非常に良いです。どこかで童話作家になっているのではと思って調べたのですが、ちょっと不明でした。
 右は、池まき「熱血功夫少女!! チャンチャンちゃん」。 絵柄のクセから塩田マリア(人民アルカ)じゃないかなと思ったのですが、全く確証ありませんです(^^ゞ。

 さて今週はこんなところで。来週はこの続きです〜。風邪気味なんだけど頑張らねば〜。

 では今週のお知らせ〜。

 うらたじゅん鉛筆画展 2015年12月1日〜1月15日

 場所:長谷川書店島本店(阪急京都線水無瀬駅すぐそば)
     (阪府三島郡島本町広瀬4丁目26-13)
 会期:2015年12月1日〜2016年1月15日まで

 併載トークイベント  <要予約 800円>
 宇多滋樹×うらたじゅん 『川崎彰彦さんの思い出』
 12月13日(日) 18:00〜19:00
 電話:075-961-1560 長谷川書店 水無瀬駅前店

 ではまた来週〜(^_^)/~~~

 

 

2015年
11月28日(土)
天気(晴)

 

 

 いきなり寒くなりました。極端な温度変化に体が慣れるのも大変です〜。

 今週の新着目録です。貸本短編誌と貸本と週刊マーガレットが8冊です。

 まずは今週の目玉。

 

 風車No.54です。藤本典子(一条ゆかり)「雨の子ノンちゃん」掲載です。 風車No.54は、1966年6月ころの発行です。一条ゆかりはこの頃まだ高校一年生(すいません計算間違えました高校二年でした(^^ゞ)で、この作品がデビュー作となります。細かい部分はともかく、高校一年生としてはかなり上手いレベルでした。やはり栴檀は双葉よりなんとかですね。

 きんらん社「星 15号」です。1960年3月ころの発行です。高橋真琴はすでに東京に移り住み(佐倉に移る前)で雑誌の仕事をかなりこなしていた頃です。

 

 「春のうた」と題されたイラストポエム。高橋真琴と貸本では珍しい今村洋子。

 

 マンガの方は、これまた珍しい森安なおや「少女さくら」。かなりムラッ気があることで有名な作家ですが、この「少女さくら」は結構丁寧に描かれております。
 右は困ったことに作者不明(^^ゞ。目次にも扉ページにも作者名記載がありません。ただ表紙には黒田みのるの名があるため、黒田みのるの可能性はあります。

 こちらは「星 19号」。1960年6月発行。

 

 一部では有名な(笑)草野ひかる「わかれ」。後年は新人育成に力を尽くした方ですが、この頃は作者も新人レベルか(笑) 。人物は良いが背景がなんだかサイケデリックで昼か夜かもわからないし、パースがちゃんと取れていない(^^ゞ。
 右は森安なおや「さざえの姉妹」。タイトルに姉妹と書いてあるが本当は姉弟。やる気が出なかったのか、上記の「少女さくら」に比べると随分と絵が雑になっている(笑)。ほんとうにムラッ気のある作者です。

 きんらん社「お茶目日記 6集」です。随分と濃ゆい執筆陣です。

 

 左は根岸こみち「江戸っ子やっちゃん」。江戸っ子ですがバレエやってます(笑)。右は濃ゆい執筆陣の中でもかなり濃い目の宇田川雅夫「ミルちゃんのママをたずねて三千里」です。なんというかこのキャラデザは現代でも通用しそうな感じです。

 

 

 こだまNo.33です。33と書いたのは良いのですが、No.33は2冊存在します。1961年11月と12月号があります。困ったことに内部の扉にはNo.32とあります。まあ本当の通関で言えばこちらが33です。困ったもんです。右は赤松セツ子「明日咲く花」。後年ひまわりブックに再録されます。

 

 すずらん出版「山びこ No.4」です。珍しい短編誌ですが、帯付きなのも珍しい。”正味の安い!!」と帯に書かれておりますが、この用法はまずいのではないでしょうか。漫画本でこの文句を使うと中身が安っぽいって事になりませんでしょうか(笑)。
  右はさいとう・たかをの元奥さんの山田節子「ある秋のこと」。夏目美保って名義も使っていたんですね。

 

 左は石井きよみ(梵天太郎)「夕鶴の歌」。この頃はまた随分と可愛い絵を描いておりました。巻末落丁なのがちょっと惜しまれます。右は南あかねのスタイル画。あいかわらず眉毛太いです(笑)。

 今度は個人誌。

 最近、店主とごく一部のお客さんの間だけ盛り上がっている(笑)根岸こみちです。やなせたかしのお弟子さんだった方で、ある時期とてもかわいい絵で少女漫画描いておりました。この絵もとても素敵です。

 

 西たけろう「狂花草」。世にも不思議な物語シリーズの第3集です。ある日、廃墟になったY国大使館に入りこんだ少女が3万年後の未来にタイムスリップしてしますお話です。3万年後の未来は地下人間と地上人間の2種類の人類に別れて対立しております。地上人間に相談を持ちかけられた少女は点点点。世にも不思議な物語シリーズは全部で12集あります。傑作が多いのですが、コンプリートするにはちょっと大変なシリーズでもあります。

 丘野ルミ「ろうそく少女」。結構そそる表紙絵ですが、カバーに大きくサケあるのがちょっと残念。

 

 他は、峯岸ひろみ「おませなハニィ」とか丘けい子「さよならの夜」。とかとか。

 

 雑誌の方は、週刊マーガレット1974年46号〜1975年1合までの8冊。

 

 ちょうど、あべりつこ「ひっこめ全ガキ連」の新連載から最終回までの号となります。

 今週はこんなところで〜。

 先週の日曜日に佐倉に行ってまいりました。

 原画展としてはかなりの規模で、原画点数約300点、グッズなどの関連含めると500点近くとすごい規模。高橋真琴の原画展は各地で色々開催されておりますが、基本的には新作中心の原画展事が多く、このような古い原画を大量に観ることのできる機会は滅多にありません。ご興味のある方は是非佐倉まで足を運んで下さい。12月23日までやっておりますので、まだ十分間に合いますよ〜。

 先日小学館の「ぴょんぴょん」が創刊から廃刊まで一挙に入荷しました。来週はそれをアップの予定です。1週間では全て終わらないと思うので多分2週に分けての目録アップになるかと思われます。

 ではまた来週〜。

 

 

 

2015年
11月21日(土)
天気(曇)

 

 

 今年は暖冬っぽいですね。

 今週の新着目録です。なかよし1982年〜85年にかけて11冊。それに合わせて付録も11点です。いわゆるデッドストックものです。
  デッドストックですが、ぎゃくに30年近くも付録が挟まって保管されていたため、本誌のほうがクセついていたりします。でもまあ概ね綺麗ではありますが。

 今回は表紙と付録を並べてみます。

 

 なかよし1972年10月号。
付録は
・いがらしゆみこ コロボックル ジョイフルノート
・たかなししずえ ほほえみZOOミング キラピカバッグ
・あべゆりこ プチ・クールシール
・佐藤まり子 おたすけ飛行船メンバーズカード
・占い&おまじない新聞

 コロボックル ジョイフルノートがちょっと凝った作りしております。

 

 

 なかよし1983年2月号
付録は
なかよし1983年2月号付録
・ちるるの ジョイフルバッグ
・夕くんの ラブリートランプ
・まゆたんの ハッピーバレンタインカード
・コロボックルの お星さま小箱
・どきどき恋占いシール

 

 

 なかよし1983年4月号。
付録は
・夕くんの るんるんスプリングノート
・コロボックル 星占いブック
・ちえこ&まり子 ファンシー下じき
・なかよし パックンボックス
・まゆたんの キス許可証&大きらい証明書

 キス許可証とか大きらい証明書とか、実際に使用した子供は居るのでしょうか(笑)

 

 

 なかよし1983年11月号
付録は
・SAKAちゃまの デラックススタンドセット
・ゆみこの コロボックルメモ
・泉ちゃんの カジュアルバッグ
・しずえの 愛急便ボックス
・なかよし ロ〜ングロングシール
・夕&ちえこ ジョイフルカセットレーベル

 

 

 なかよし1984年5月号
付録は
・夕くんの どりいむファッションボックス
・シブがき隊&ゆみこの ジャンボポスター
・JUNの わいわいレポート帳
・キーヨの スイートギフトボックス
・なかよし きらきらお星さまシール
・泉ちゃんの ファンタスティックバッグ

 シブがき隊のポスターが時代感じさせます。

 

 

なかよし1984年8月号
付録は
・夕くんの きらきらサマーバッグ
・なかよし 夏休みバラエティーBOOK
・なかよし ジャンボアイロンプリント
・ゆりこの わんころべえおさいふ
・しいちゃまの スイートメッセージボックス
・SAKAちゃま%まゆたん サマーポストカード

 

 

なかよし1984年9月号付録
・しいちゃまの ミルクボックス
・泉ちゃんの カジュアルバッグ
・夕くんの おしゃれノート
・アップルどりいむ&アタッカーYOU! わいわいシール
・JUNの マイネームプレート
・SAKAちゃまの ふしぎ恋占い

 ミルクボックスに少シミがあります。たまに付録が輪ゴムで留められていると、輪ゴムが経年劣化で溶けて張り付くのです。古書に輪ゴムは要注意なのです。

 

 

なかよし1985年1月号
付録は
・星占い付き 1985年ジャンボカレンダー
・なかよし オールスターわいわいプリント
・ニューイヤーおたのしみ福袋
  泉ちゃんの グランドピアノボックス
  夕くんのハッピーダイアリー
  しいちゃまの マル秘スケジュールシール
  わんころ大明神 ラッキーおみくじ

 福袋ってのがお正月らしいですね。もっとも中身は表紙に書いてあるからまるわかりなんですが(^^ゞ

 

 

なかよし1985年2月号
付録は
・夕くんの ペアペア交換日記
・なかよしふろく新聞 ピコピコタイムス第2号
・空ちゃんの バレンタインチョコメール
・なかよし ラッキー占いシール
・スウの チャーミーバッグ
・なかよし大明神 おまもり&おまもり袋
・アンの マイハートメッセージ

 交換日記用のノートというのが、割と良いアイデアですね。


 

なかよし1985年3月号
付録は
・空ちゃんの ラブリーマガジンラック
・アタッカーYOU! フレッシュスプリングバッグ
・スウ・空・わんころ おちゃ目チェック&ロ〜ングロングポスター
・わんころべえ ふしぎカップメッセージ
・アンの お見合いフォトケース
・夕くんの 思い出サイン色紙
・なかよし特製 ピコピコ卒業証書

 ラブリーマガジンラックの隅のほうが折れちゃってます。やっぱり本誌より大きい付録付けるのって難しいですね。

 

 

なかよし1985年7月号
付録は
・松本洋子の ダブルファッションバッグ
・あさぎり夕の ロマンスダイアリー
・たかなししずえの Pack'nスイカBOX
・あべゆりこの おとめゴコロ宅愛便
・なかよし運輸特製 純情パッケージシール
・創刊30周年記念 オールスターサイン色紙
・竹田真理子の ハッピーコースター

 なかよしは、1985年で創刊30周年。今年は創刊60周年でしたのでちょうど半分の年代ですね。

 今回は付録中心の紹介でしたが、こんなところで〜。

 来週は貸本マンガの予定。ちょっと少女漫画の大御所のデビュー作出す予定です。それからちょっとホラー系も…。お楽しみに〜。

 

 

2015年
11月14日(土)
天気(雨)

 

 

 今日は残念ながらの雨模様です。

 今週の新着目録です。今週はちとバラエティに飛んでおります(^^)。りぼんの付録グッズ系と貸本と単行本とイラスト集。

 まずはりぼんの付録グッズ系。今回はトランプがイロイロと入荷。

  

 

  

 

  

 上段左、陸奥A子 ジェリートランプ、りぼん1979年8月号付録。
 上段右、田渕由美子 チャーミングカード、りぼん1978年8月号付録 
 中段左、太刀掛秀子 花ぶらんこトランプ、りぼん1979年1月号付録
 中段右、小田空  空くんトランプ、りぼん1980年8月号付録 
 下段左、小椋冬美  ファッショナブルトランプ、りぼん1981年1月号付録 
 下段右、池野恋 ランゼ・アニメトランプ、りぼん1982年12月号付録 

 イタミや輪ゴムの張り付きなどが多い付録トランプ類ですが、今回は箱や本体に特に難がない美品が多いです。

 

 りぼん1980年9月号付録、A子・冬美・空の手作りバラエティー・ブックです。陸奥A子、小椋冬美、小田空、3者の組み立て付録が3枚綴じられているものです。左は小田空のモビール。右は陸奥A子のペントレー、アイドルカードスタンド、ネームタッグの3点セット。

 

 りぼん1979年6月号付録、陸奥A子マスコットドール。不織布でできております。切り抜いて、綿を詰めて端を縫えば、マスコットドールの出来上がり。

 

 りぼん1981年9月号付録、陸奥A子リバーシブルファイル。よくわからないネーミングですが、ようはクラッチバッグです。サイズは雑誌サイズです。

 裏面はこんな感じです。

 お次は貸本。

 

 オオトモヨシヤス「アレキサンダー大王」です。鶴書房、1953年12月発行です。オオトモヨシヤスの結構初期の作品です。落丁はないのですが、背にガブテープが張り付いていたりノド元が傷んでいたりとコンディションは良くありません。なので格安お値段にて。

 もう1冊は、滝田ゆう「ほがらか一家」。滝田ゆうの絵柄もギャグもスタイルが確立された頃ですね。

 お次は単行本。

 今村洋子「ハッスルゆうちゃん」。若木書房、ジュニアコミックスの第1巻。年代考えればこれでも並品(^^ゞ。

 今回マーガレットコミックス多めです。

 

 桂むつみ「センチメンタル」と「初恋 初雪」。

 

 富塚真弓「恋は何色イチョウ色」と「冬は何色ココア色」と「風は何色ポエム色」全2巻。

 

 

 鈴原研一郎「レモンの年頃」の1巻と2巻。残念がら3巻は未入荷(^^ゞ

 

 こやのかずこ「ラブレターひきうけます」。久しぶりのこやのかずこです。

 

 

 お次はりぼんで金子節子。「先生おてやわらかに」と「オッス!美里ちゃん」全5巻。金子説桃久しぶりの追加です。

 まつざきあけみの傑作、「ぼくらは青年探偵団」2巻。こちらも1巻は未入荷(^^ゞ。

 イラスト集は2冊。

 

 青池保子「光と影の伝説」、細川知栄子「王家の紋章」。

 今週はこんなところで〜。来週は1980年台のなかよしと付録の予定です〜。

 次にお知らせ。

 日本マンガ塾で飯田耕一郎氏が主催する飯田うさ爺のトークライブ。第4回は「ヤマダトモコ先生トークライブ」12月12日の開催です。入場無料ですので是非どうぞ〜。

 さあ、明日はコミティアだ。

 漫画の手帖(W27a)で、青空みどり「K君大全第1巻 大伽藍の穹窿の如き猿の眼」を販売いたします。16ページのコピー誌で100円です。見かけましたら、是非おひとつ(笑)

 

 

 

2015年
11月7日(土)
天気(曇)

 

 

 段々と寒くなってきました。読書にはうってつけの季節です(^^ゞ。

 今週の新着目録です。週刊マーガレット11冊。少なくてすみません(^^ゞ。でも今回は全部新規ネタです。

 

 年代順にご紹介。週刊マーガレット1964年33号。わたなべまさこ「ばら色の真珠」扉カラー、松尾美保子「夕星の歌」読切扉カラー。漫画のカラーが珍しい時代に2作品にカラー扉があるのはとても珍しいです。

 

 1965年25号、松尾美保子「さあ涙をふいて!」。松尾美保子といえば、基本は講談社系での執筆が主体なんですが、この時期はマーガレットにもちょこちょこ描いておりますね。

 

 1965年29号、西谷祥子「白鳥の歌」。なんでこの作品が単行本化されなかったんでしょうか。ちょっともったいない話ですね。

 

 1965年42号、松尾美保子「ひとりぼっちの天使」。もったいないといえば松尾美保子の少女マンガ時代の作品。単行本が1冊も出ていないというもったいなさぶり。店主泣いちゃいますよ(泣)。

 

 1965年44号、あすなひろし「星空のかなたに」新連載、西谷祥子「マリイ・ルウ」新連載。

 

 1966年10号、古賀新一「白へび館」新連載。

 

 1965年18号、武田京子「チコの青春」新連載。

 

 1966年5月15日、木内千鶴子「山ゆりの歌」新連載。

 

 1966年43号。下左が「内藤洋子物語 星はすぐそこに」。いま見ても内藤洋子ってカワイイですね。右は、あべたかこ「さようならマリアンヌ」。あべたかこは、かなり絵がうまかったのですが、何故か数年で消えてしまいました。結婚でもされたんでしょうか、この方もちょっと残念。

 

 

 1967年2号。上右が、西谷祥子「平和でいこう!」。扉ページには「平和にいこう!」と写植が貼られていますが、これは間違い。目次も間違えているので、誤植というよりも編集者のミスですね(笑)
 下段はウィーン少年合唱団の顔写真付きリスト。1955年が初来日だそうです。この頃もまだ随分と人気があったようです。

 

 最後はこちら1967年4号です。西谷祥子「ジェシカの世界」新連載。
  実は上の2号の続きがこの4号にあたります。では3号目はどうしたかというと欠番というか実は臨時増刊号が間に入ります。

 この週刊マーガレット1967年お正月増刊号。これが通関3号目にあたります。ややこしい話です。

 今週はこんなところで。

 ところで新年明けの話になるのですが、江東区の深川江戸資料館に於いて『みなもと太郎の「風雲児たち」展』というものが開催されます。まだ正式発表になっておりませんが、詳細が決定次第またこちらでご報告いたします。

 ではでは〜。

 

 

2015年
10月31日(土)
天気(曇)

 

 神田古本まつりは明日の11月1日迄です。ぜひご来店お待ちしております〜。

 今週の新着目録です。別冊マーガレット1冊と週刊マーガレット38冊。ただし全て売り切れ補充です。新規入荷に関しては、目次の打ち込みが間に合わなかったので来週アップいたします。

 では〜。

 

 別冊マーガレットは今回1冊だけ、1965年6月号です。わたなべまさこ「満月さくら城」とあすなひろし「青い空を雲がいく」掲載。どちらも単行本未収録。

 今回ちょっと画像を追加したので、それを中心にご紹介。

  

 週刊マーガレット1965年27号、グラビア「ロンドンでパパをしのぶキャロラインちゃん」。キャロラインというのは言わずと知れたキャロライン・ケネディ駐日大使のこと。まだ7才の頃です。意外とカラーのグラビアは珍しいのです。

 

 週刊マーガレット1966年13号です。表紙にメガネの落書き付き(笑)。こどもってつい落書きしちゃうんですよね。松尾美保子「なみだの太陽」掲載。

 週刊マーガレット1970年25号。マーガレット人気まんが名画面かべかけ。わたなべまさこ以外にも本村三四子・浦野千賀子・藤原栄子・忠津陽子とか、この時期にしては結構豪華なピンナップ。

 

 週刊マーガレット1967年22号(5月14日号)。水野英子の表紙が美しい1冊です。この号には源川富子「リンダの秘密」が掲載。
  名前の読みは”みながわとみこ”です。経歴は全然わかりません(^^ゞ。作品は把握しているのは3点だけ。
 上記以外の2点は、
 ・なかよし1967年9月増刊号掲載 源川とみこ「まぼろし」
 ・週刊マーガレット1967年12月14日臨時増刊号 源川富子「おねえさん泣かないで!」

 特徴はなんて言ってもその独特の眼力(めじから:ひとみの描き方)(笑)。キラキラお目目の流行っていた時代ですが、ここまで濃いのは珍しいです。しかも主人公の少女だけでなく脇役も男もみんなこの眼です(^^ゞ。
 判明している一番古い作品が、この「リンダの秘密」ですが、柱書に”マーガレットのみなさんにお目にかかるのははじめてね」と書かれているので、どこか別な雑誌でデビューしたようである。

 経歴に関してはあまり確かなことは言えないが、手塚プロダクションの極初期の「しずく」とか「創世記」という実験アニメに携わった人物ではないかと思われます。

 今週はこんなところで。来週は同じ時代の週刊マーガレットの新規入荷をアップする予定です。数はちょっと少ないのですが(^^ゞ

 では引き続きお知らせ〜。

 

 漫画の手帖のフリーペーパー「B録20」が発行されました。相も変わらずの店主の雑文付きで御座います。同人誌イベントなんかで入手可能。若干店舗にも置いてございますので、必要な方はお声掛け下さい。
 右は10年ぶりに当店から発行する同人誌です。青空みどり「K君大全第1巻 大伽藍の穹窿の如き猿の眼」です。A5サイズ16ページコピー誌です。MGM2、コミティア、コミケなどで委託販売予定です。委託先は漫画の手帖事務局となります。1冊100円のワンコインなんで、お見かけしたら是非どうぞ。こちらも店舗の方に若干は置いてございます。

 最後にもう一つ。神保町のマンガ塾に於いて飯田うさ爺トークライブ第3回「橋本一郎先生トークライブ」が開催されます。
 場所:日本マンガ塾
 日時:11月28日(土)14:00 〜 15:30

 入場料無料、先着20名なのでお申し込みはお早く〜。

 では、また来週〜。

 

 

 

2015年
10月24日(土)
天気(曇)

 

 

 神田古本まつり開催中です。

 当店も店内で100円セール実施中。

 狭い店内なんで、あんまり量も出せませんが、実はレア本もちょっと混じっております(^^ゞ。この機会に是非どーぞ。

 今週の新着目録です。なにせ古本まつり絡みでドタバタしていたのであんまり量がなくてすみません。

 

 

 巴里夫直筆イラスト5点です。絵柄はすべて、5年ひばり組のシンカンセン。それぞれサイズは微妙に違いますが、ハガキよりも二回りほど小さいサイズです。

 雑誌の方は比較的量はありますが、大半が売切補充です。新規は3冊だけ(^^ゞ。

 

 月刊セブンティーン1979年6月号。内田美奈子「眠り姫の抵抗」。メジャー化したデュオより前にセブンティーンに掲載した作品。まだ普通の少女マンガ系です。

 

 なかよし1970年9月号、細野みち子「ラブレター作戦」。巻頭の「コミック天使」に切り抜きがあるので格安で。

 

 こちらはなかよし1981年1月号、いでまゆみ「なんとかしなくちゃ!」新連載。

 まあ、今週はバタバタしているのでこんなところで。

 ではお知らせ。

 

 佐倉市立美術館で行われる「高橋真琴の原画展」のチラシが出来上がりました。ご来店のお客様で必要な方はぜひお声掛け下さい。右は原画展のプレイベントとして行われる、「わたしのMACOTO展」です。一般の方からの秘蔵のコレクションを展示するという企画のようです。

 企画の詳細はこちらまで

 今度は店主が最近読んで面白いなぁと思った本の紹介。

 道草晴子「みちくさ日記」。Web上で連載していたマンガをまとめたものです。13歳でちばてつや賞を受賞した作者が、その後いろんな経験をした経緯を綴ったエッセイマンガです。絵も内容もちょっとだけぶっ飛んでいますが(^^ゞ。でも面白い漫画です。
 内容はここでちょっと読めます。

 古本まつりは11月1日まで続きます。この機会に是非ご来店下さい。お待ちしております。

 

 

2015年
10月17日(土)
天気(曇)

 

 

 来週から神田古本まつり開催されます。100円均一セールの準備はまだ出来ていません(;´Д`)。頑張んなきゃ。

 ちなみに期間中の日曜日の10月25日、11月1日は営業いたします。よろしくお願いいたします。

 今週の新着目録です。なかよしの付録マンガ13冊と単行本の方は店主何故かとちくるって男性向けばかり。たまには良いよね(^^ゞ

 

 

 

 

 

 

 まずは、なかよしコミック文庫。全12冊が揃ったので並べて表示してみました。なかよし1973年1月号〜12月号までの付録です。

なかよしコミック文庫No.1  高階良子「くらやみに悪魔が!」
なかよしコミック文庫No.2  わたなべまさこ「双子座生まれ」
なかよしコミック文庫No.3  まるやま佳「恋がとけちゃう!」
なかよしコミック文庫No.4  川上則子「おさな妻物語」
なかよしコミック文庫No.5  里中満智子「6月4日月曜日」
なかよしコミック文庫No.6  イケスミチエコ「ルノアール男爵とパリジェンヌ」
なかよしコミック文庫No.7  志摩ようこ「ハッピー・ハートは神さまデス」
なかよしコミック文庫No.8  高階良子「昆虫の家」
なかよしコミック文庫No.9  まるやま佳「ルウルウお手やわらかに」
なかよしコミック文庫No.10 藤原栄子「くつをみがいた王女さま」
なかよしコミック文庫No.11 坂本ミドリ「夕ぐれはさよならのとき」
なかよしコミック文庫No.12 川上則子「アニー、きみは美しい」

 このなかで今回のおすすめは、高階良子「昆虫の家」

 なんと巻頭から127ページまで色鉛筆による色塗りありです。ここまできちんと色塗りする人も珍しいです。普通は色塗りあると廃棄にせざるおえないのですが、此の熱意に敬意を評して販売しちゃいます。でもどうせなら全160ページの最後まで色塗りして欲しかった(^^ゞ

 こちらは、なかよしゴールデンコミックス版のいがらしゆみこ「まみむめ見太郎」。

 残りは単行本。今回は松森正が多めです。適当に紹介を…。

 

 左は、滝沢解・小島剛夕「餓鬼の惑星」。地球文明崩壊後のSF作品です。結構有名な怪作です。右は、梶原一騎・小島剛夕「斬殺者」全6巻。宮本武蔵を主軸とした時代物。これも結構な怪作です。

 

 ヒロ書房、ナポレオンブックス、辰巳ヨシヒロ「人生なすび」。帯付きでサイン付きです。

 

 息の長いマンガ家である、松森正。息の長さの割には代表作が少なかったのですが、ここに来て「湯けむりスナイパー」がヒットして、ちょっと有名になりました。左は滝沢解・松森正「人魚海域」。右は橋本一郎とのコンビ「まんちゅりい・ぶるうす」。しかし松森正も原作付きの作品ばかりですね。オリジナル作品って存在するのでしょうか。

 

 ちょっとかわったところで、武本サブロー「シャドーハンター いぬふぐり」全3巻。みやはら啓一「新つり船物語」全3巻。

 

 矢代まさこ「アッシャー家の崩壊」。カバー傷んでいるのでちょっと安めの設定です。右は聖教コミックス、みなもと太郎「教学博士」。まあ、ちょっと珍し目です。

 今回の単行本でのおすすめはこちら。

 山本おさむ「ペンだこパラダイス」全5巻。簡単に説明しちゃうと、山本おさむ版「まんが道」です。長崎の片田舎に住む中学生が漫画家目指して奮闘する青春記です。1960年代の漫画の描写が豊富に出てきますので、当時マンガ読んでた方には実に懐かしい物があります。

 画面に出てくる漫画家(マンガだけで漫画家自身は出てこない)を上げると
 ・ちばてつや ・川崎のぼる ・石森章太郎 ・さいとうたかを ・西谷祥子
 ・細川知栄子 ・水野英子 ・北島洋子 ・桑田次郎
 ・山本まさはる ・手塚治虫 ・永島慎二 ・みやわき心太郎
 ・出崎統 ・青柳裕介 ・岡田史子 ・宮谷一彦 ・長谷川法世
 ・竹宮恵子 ・あだち充 他

 重要なキーワードとして、石森章太郎「マンガ家入門」と虫プロ「COM」が出てきます。青春モノとしても良く出来た作品なので、結構強く店主はおすすめいたします(^^ゞ

 来週は古本まつりですのでぜひご来店をお待ちしております〜。

 ではでは〜。

 10月19日追記:日記は土曜日の時点で書くことは書いたのですが、アップロードするのをコロッと忘れておりました。段々とボケが入ってきております(泣)。申し訳ありませんでした〜。


 

2015年
10月10日(土)
天気(曇)

 

 

 さて、今月10月23日(金)より11月1日(日)にかけて神田古本まつり開催されます。当店も期間中は店内において100円均一セール開催予定です。ご期待ください。なお期間中は日曜日も営業予定ですので、普段ご来店に慣れなかったお客様もこの機会に是非どうぞ。

 なお、10月12日(月・祝)は臨時休業させていただきます。よろしくお願いいたします。

 今週の新着目録です。講談社「るんるん」が6冊、他単行本はマンガ家の自伝や評論等です。

 

 講談社「るんるん」は、当初「なかよし」の増刊号として季刊で刊行されていましたが、1993年5月号から正式に隔月刊誌として刊行されました。廃刊は右の画像の1998年1月号で、約5年ほど刊行期間でした。ちなみに1996年7月号まで、別冊付録で「キャンディ・キャンディ」が付いておりました。

 雑誌の目玉は武内直子「コードネームはセーラーV」でした。

 廃刊号となる1998年1月号には、征海未亜のデビュー作「ウサギの降らす星」が掲載。

 えー、「るんるん」に関してはあまり詳しくないのでこんなもんでご容赦を(^^ゞ(手抜き)

 マンガのレア物コレクターには定番だった、松本零士「漫画歴史大博物館」。

 

 トキワ荘関連では2冊。水野英子による編集の「トキワ荘パワー!」。石森章太郎の手によるトキワ荘ものがたり「章説・トキワ荘・春」。

 この「漫画家名鑑」は、日本漫画学院発行の「漫画新聞」に連載されていた「漫画家探訪記」をまとめた1冊です。刊行は1989年8月ですが、記事自身はもう少し以前のものなので、手塚治虫も田河水泡も収録されております。

 つのだじろう「なんでもやってやろう」。内容がちょっと解りにくいタイトルですが、基本的には自伝です。

 

 桜井昌一「ぼくは劇画の仕掛け人だった」。辰巳ヨシヒロの兄だった桜井昌一さん。この本も自伝と交遊録から構成されております。

 大城のぼる・手塚治虫・松本零士、巨匠三人の対談形式による本です。

 

 

 青山社、マンガの魅力シリーズ5冊です。上段左、永島慎二。上段右、竹宮恵子。中段左、萩尾望都。中段右、池田理代子。下段、大島弓子の順です。
 大島弓子が一番珍しいと思います。

 今週はこんなところで。あとはお知らせ。

 漫画の手帖70号が発行されました。めでたくも創刊35周年に達しました。パチパチパチ(拍手)。相変わらずの店主の雑文付きです。今回は四コマ漫画のことを書きました。読んでみたいというお客様は是非お声掛け下さい。

 4日の日曜日に弥生美術館の「陸奥A子×少女ふろく展」に行ってきました。結構豊富な展示で楽しめました。
  上の画像ははそこで購入した、外舘恵子「りぼんおとめチック・ワールド 陸奥A子」です。弥生美術館でなくても一般の書店などでも売っておりますので弥生美術館まで行けない人は是非ネット通販などでも。カラー図版なども豊富ですし、短めですが今まで単行本未収録だった作品を読むことも出来ます。

 今回ちょっと新コーナー作りました。【漫画家 尋ね人コーナー】です。出版社や美術館などから、ちょこちょこ依頼を受けるので、こんなコーナつくってみました。ご本人様、もしくは連絡先をご存じの方は是非当方までご連絡下さい。

 来週はちょっと日和って久しぶりの青年系行きます。

 

2015年
10月3日(土)
天気(晴)

 

 

 秋らしい日和です。どこかに出かけたくなる季節ですが、お店があるのでそういうわけにも行きませぬ(^^ゞ

 今週の新着目録です。家の光協会発行「こどもの光」23冊と、わたなべまさこ名作集が12冊です。

 

 まずは「こどもの光」。発行が家の光協会というとなにか怪しげな宗教団体のような名称の気もしますが、実態は単なる農協です。「こどもの光」は、1961年に雑誌「家の光」の別冊として発行され、1963年に独立創刊されました。1993年に誌名を「ちゃぐりん」に変更し、現在もまだ刊行が続いております。

 おもだったマンガをちょっと紹介。

 

 左、1977年2月号掲載、藤子不二雄「キテレツ大百科」。右、1977年4月号掲載、森田拳次「校害ヘド郎」。

 

 左、1979年5月号掲載、浦野千賀子「すべりこみアウト!」。右、1978年4月号掲載、井手ちかえ「ブラボー!ペンパル」。

 

 左、1979年5月号掲載、石川球太「黒チビちゃん」。右、1983年7月号掲載、吉森みき男「ドンマイ太一くん」。

 結構この時代でも古参のしぶい有名ドコロのマンガ家さんが多用されております。売れ行き気にしなくて済むので、こういった安定どころの採用が多いのもこの手の雑誌の特徴ですね。

 もちろん農協系なんで、その手の漫画も当然あります。

 

 学習漫画のスペシャリスト、秋玲二と内山安二も連載しておりました。左は、1980年9月号掲載、秋玲二「シイタケを作りませんか」。右は1984年3月号掲載、内山安二「花と野菜を育てよう キクづくりの巻」。

 こちらは1983年10月号掲載、板井れんたろう「さくもつものがたり:ダイコン」。

 

 でまあ、さすが農協系だけあって、農協自体の啓蒙漫画もあります。左は1984年2月号掲載、西ひでお「ポテトくんの農協探訪」。右は1984年11月号掲載、吉田ゆたか「ベジ太ブルくんのハロー! 農協」。

 お次はわたなべまさこ作品集。以前は併載は紹介していたのですが、今回はちょっと初出も紹介してみます。

 「従妹イザベル」。週刊少女コミック1979年12号〜1979年24号

 

「カミーユの微笑」 別冊セブンティーン1972年6月号
「水晶色の雨の日に」 ラブリーフレンド1975年11月号
「紫色の鎮魂歌」 月刊セブンティーン1973年2月号
「落花の舞」 週刊マーガレット1974年27号
「青い葡萄」 月刊セブンティーン1974年6月号
「この愛の十字架」 週刊セブンティーン1968年6月11日号
「恋人たち‐ナンシーとスーザンの場合‐」 週刊セブンティーン1969年12号


「LOVE LOVE 千夜一夜物語」 週刊明星1985年2・3合併号〜30号

 

「令嬢ポポラックの哀しみ」 不明 
「長い手紙」 YOU1982年9月号
「女の傷」 不明 
「4月になれば…」 月刊セブンティーン1978年4月号
「おち鮎」 不明 
「冬の音」 YOU1981年7号
「金曜はだめよ!」 YOU1982年10号

 

 

「バネッサの世界」 週刊少女フレンド1975年12号〜24号
「死女の恋」  週刊明星1986年41号〜43号

 

 

「ねむの木の子守歌」 りぼん連載1966年11月号〜1967年8月号 
「白き神々の国」 週刊マーガレット1972年7号

 

「わすれな草」 りぼん1968年1月号〜7月号
「帰れ!ぼくのユキ」 週刊マーガレット1971年35号
「かあちゃんの涙」  不明

 

「カメリア館」 りぼん1963年1月号〜10月号
「パパは恋人」  りぼん1969年4月号〜9月号


「モナリザの部屋」 週刊マーガレット1971年4・5合併号〜11号
「わが命はいとし子のために」 週刊マーガレット1974年34号
「ウェディングベルを鳴らす時」  不明

「王女ミナ子」 りぼん1963年12月号〜1965年3月号。

 

 

 「Mrs.エレインの揺籃」と「人材派遣会社美樹」の2冊に関しては初出が全然わかりませんでした(^^ゞ。 「Mrs.エレインの揺籃」なんてスゲー怖くてとても良いのですがね。まだまだわかんないことが多いです。

 さて明日は弥生美術館にでも行こう。

 

 

 



東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮