神保町裏通り日記 
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2012年
9月29日(土)
天気(晴)

 

 ようやく秋めいて来ましたが、ついでに台風の季節にもなりました。雨が多くて困りものの時期です。

 今週の新着目録です。今週は別冊マーガレットです。1969年から1990年までとかなりバラバラです。

 1970年台前半ですと、西谷祥子、忠津陽子の単行本未収録が多いです。今回も何作品かありますが、ココら辺は以前さんざん解説してますので、ちょっとパスして市川ジュンを取り上げようと思います。

 市川ジュンは別冊マーガレット1972年5月号「白い花の涙」でデビューしました。デビューから1980年ころまではほとんど別冊マーガレットかデラックスマーガレットで執筆しておりました。1981年ころから集英社「YOU」に移り、別冊マーガレットでの執筆が無くなります。

 そのためかどうかはハッキリと判りませんが1977年〜1980年にかけての別冊マーガレット掲載の作品群はほとんど単行本に収録されませんでした。今回はココら辺をちょっと紹介。

 

 左は単行本未収録作品としては一番古い作品。1973年9月号掲載、「この味、青春!」。右は1977年5月号、掲載「ひなぎくジャムとこでまりパイ」。ここらへンの時代から単行本未収録が増えます。

 こちらが1980年1月号掲載「ロマンちっくな羊たち」です。これが別冊マーガレットでの最後の作品となります。

 別冊マーガレットに関してはまだまだ実処理の在庫がそうとうありますので、順次アップいたします。ただ現行倉庫の整理状態が悪いので年代順ではなく順不同でのアップとなります。

 来週は今週の続きと行きたいところですが、ちょっと割り込みが入る可能性があります。一応予定は未定ということで(^^ゞ。

 

 

2012年
9月22日(土)
天気(曇後晴)

 

 今日は秋分の日でした。土曜日が祝日なのは久しぶり。サラリーマンや学生は休みが1日ソンしたという思いでしょう。先週処理した「ハリケンピーちゃん」という紙芝居に祝日に国旗を掲揚する話がありました。 

 昭和30年第40年代辺りまでは、家庭の玄関先に国旗が掲揚されているのはごく普通の風景でした。今ではもうすっかり廃れてしまった風習となってしまいました。ちょっと寂しいですね。

 さて、今週の新着目録です。「なかよし」と「りぼんデラックス」と「ちゃお」と「小学四年生」と「別冊セブンティーン」。種類は多いけれどみんな少しずつしかありません(^^ゞ。

 

 なかよし1971年から73年。この1970年代前半のなかよしはあまり出て来ません。でも今回のものはかなりコンディションよろしくありません(;´Д`)。

 新し目の「なかよし」は1996年2月号。この年代のなかよしも何故かなかなか出てきません。捨てる人は捨てちゃったし残している人はナカナカ手放さない。多分そういうことなんでしょうか。

 「ちゃお」も1997年6月号が1冊だけ。ココら辺も出てこないのは上記理由と同じだからでしょうか。

 

 学年誌も1冊だけ。「小学四年生」1968年6月号。さいとうたかを「武」新連載。ヤマトタケルのお話です。

 

 りぼんデラックスは3冊。この雑誌はりぼん本誌の再録と新人などの読切で構成されていましたが、なんとなく豪華な感じがして好きな雑誌でした。店主は当時せっせとリアルタイムで購入しておりました(^^ゞ。

 

 別冊セブンティーンは10冊ほど。ちょっと癖の有りげな西谷祥子の表紙時代。右の1977年8月号は西谷祥子表紙時代の末期。この時代になると漫画雑誌としても充実した内容になってきます。

 来週は別冊マーガレットの予定です。別冊マーガレットも1970年代後半からは目録に入っていないので、そろそろその年代あたりの目録も充実させたいと考えております。

 それでは、来週もガンバロー! です。

 

 

2012年
9月15日(土)
天気(晴)

 

 

 少し涼しくなったと思ったら、また暑くなってきた(;´Д`)。夏なんて嫌いだ〜。

 さて、今週の新着目録です。紙芝居だけです。しかも1種類だけ。全部で54話分あります。

 関東オール画劇社制作「ハリケン ピーちゃん」です。1880話〜1971話までの54話分です。1話完結形式のお笑いものです。主役は、ほぼ上段のピーちゃんと下段のたぬきのポン太の二人。

 制作時期は恐らく昭和34年〜35年あたりだと推測されます。街頭紙芝居業界の末期のため、後半巻はあまり借り手も居なかったためか街頭紙芝居としては異例なほどコンディションが良いです。それが良いことか悪いことかはよく判りませんが。

 今から50年以上も前のものです。描かれた内容もごく身近な題材から取られていた分、今の風俗とは大分差異があります。

 郵便ポストもこんな形でした。

 郵便やさんの制服も今の開襟ではなく詰襟でした。

 ご飯を炊くにもまだ羽釜を使っておりました。

 町中のゴミ箱もこんな形。よく「護美箱」と当て字が書かれておりました。

 100円札というのもまだ流通している時代でした。

 ドラ猫がお魚くわえて逃げる時代でした(嘘w)

 町中で焚き火(焼きいも入り)しても消防署に怒られない時代でした。

 今やもう何もかも懐かしいです(^^ゞ。

 来週は、また雑誌に戻ります。なかよしとか別冊セブンティーンとかとか辺りの予定です。

 

 

2012年
9月8日(土)
天気(晴)

 

 

 ようやく少しだけ涼しくなって来ました。まあもう秋なんでこの程度の暑さで容赦していただきたいと思う今日この頃です(;´Д`)

 今週の新着目録です。今週は小説JUNEとりぼんです。

 りぼんは大増刊含めて全部で9冊ですが、今回売り切れ補充でない新着は1冊だけです(^^ゞ

 1981年12月号です。何故か今まで入荷がなかったのかちょっと不思議です。

 他はサン出版の小説JUNE今回は中盤と後半に偏っています。

 

 JUNEも2000年以降になると執筆陣が全く店主には判りません。勉強不足というか最早ジャンル外というのか何でしょね。

 

 2001年3月号の巻末に復刻版ということで「らっぽり やおい特集号」が掲載されております。店主もこの同人誌は未見だったので、読めてちょっと嬉しかったです。この同人誌が”やおい”という言葉の発祥だったという節があるのですが、その点は読んでもよく判りませんでした。どうなんでしょうね。

 今週は書くことが全然ありません。どうも夏バテなのか何なのか、いけませんね。

 そういえば最近電子書籍にはまってます(ほぼマンガ限定ですが)。ようやくタブレットと呼ばれるものも安くて実用になり始めていますので、それを利用して色々読みまくっています。そこら辺のことを「漫画の手帖」辺りとは別にコラムで書きたいと思ったりもするのですが、いったいそんな暇があるのかどうなのか。どうなんでしょう(^^ゞ。

 まあ、今週は手短に終わります。来週はできたら紙芝居をアップしたいなと思うのですが、そこら辺も一体どうなることやら。どうなんでしょ(^^ゞ

 

 

2012年
9月1日(土)
天気(曇時々雨)

 

 

 毎日毎日暑くて何だかツカレます。さすがにちょっと夏バテ気味でございます。(9月3日追記:ボケついでに日記をアップロードし忘れた(;´Д`))(最追記:画像もアップし忘れていたことが判明〜orz)

 今週の新着目録です。単行本いろいろです〜。

 

 まずは新刊からご紹介。6月に阿佐ヶ谷で行われた「永島慎二 原画展」に合わせて発行された、「シャボン玉天使」です。発行元は未記載なんですが、要は有志による復刻本です。A4ハードカバー、192ページ、箱入り、永島慎二作品リスト付きです。売価は税込3,675円です。

 収録作品は
 「シャボン玉天使」(原作:高垣葵)
 「かれはと夢とさつたばと」
 「ポッポの冒険」(椎名竜治)
 「雪の世の出来事」
 の4作品です。

 すべて1950年台の少女マンガ雑誌(りぼん、少女ブック、少女クラブ、少女)に掲載された作品です。

 それでは通常の目録の方です。こんかいちょっと少女マンガ以外が多めです。当店にしては珍しいことです。

 

 左は有間しのぶ「本場ぢょしこうマニュアル」全4巻です。有間しのぶのデビュー作ですね。全4巻はちょっと珍しいと思います。右は千明初美「王妃エステル」。古いものではないのですが、出版社が出版社なだけになかなか手に入らない1冊です。

  

 ヒロ書房から3冊。左上が、みやはら啓一「おお われら三人+ワン」。

 今週は久木田律子が6冊入荷。1冊だけちょっとコンディション悪いのですが、その他は概ね良しです。

 

 ちょうど久木田律子傑作集として6冊揃う感じになります。

 

 初期の花とゆめコミックスから2冊。左は神坂智子「銀杏のペンダント」。右はみかみなち「上を下へのロックンロール」。みかみなちはリアルタイムで読んでいたんですが、よく考えたら花とゆめコミックスはこれ1冊しか無い。全部でも2冊しか出ていない人で、意外と活躍時期が短くてちょっとびっくり。

 

 若木ティーンコミックスから2冊。左が青池保子「続 おーい青春」。右は高階良子「ヘア・プリンセス」。どちらも貸本上がりなんでコンディションはいまいち良くないです。

 最後はあすなひろし。

 上が「風と海とサブ」全2巻。 下が「サムと大空」。どちらも少年チャンピオン・コミックスで、どちらもまあまあコンディション良しです。

 来週は雑誌いろいろの予定です。

 

 

2012年
8月25日(土)
天気(晴)

 

 

 先週はお休みをいただき皆様にご不便おかけいたしました。ちょっと実家に帰省しておりました。実家は静岡県の清水なんですが、東京とあまり変わらず暑かったです(;´Д`)。

 今週の新着目録です。講談社「なかよし」が主体ですが1冊だけプリンセスがあります。前回の目録で出し忘れたやつです。最近この手の出し忘れという事が多いのです。ボケかな〜。

 まずは毎年2回の恒例。風虎通信「宇宙の傑作機シリーズ」委託販売のお知らせ。

 

 左が今回の新刊「宇宙の傑作機 別冊 日本液体ロケット開発史」です。執筆は宇宙開発史んぶん編集部です。販売価格は900円です。 売り切れました。
 右は再販。「宇宙の傑作機No.12 RD−170」です。こちらも販売価格は900円です。 売り切れました。

上記2冊をご注文のお客さは、以下の内容を明記の上、メールにてご連絡ください。
・書籍名
・送付方法:
 ゆうメール(旧冊子小包) 追跡不可、時間指定不可 代金引換可能(代引の場合のみ追跡可) 1冊の場合送料210円
 ゆうパック 追跡可、時間指定可能、代金引換え可能 距離に応じて送料変わります
 レターパック350・500 追跡可、時間指定不可、代金引換不可 350の場合は郵便受け投函、500の場合は手渡し
 時間指定(午前、12時~14時、14時~16時、16時~18時、18時~20時、20時~21時)
・お支払い方法
 1)郵便振替(振替用紙を同封いたします)
 2)ジャパンネット銀行(発送後口座番号をご連絡いたします)
 3)代金引換(別途手数料370円必要です)
・送付先:郵便番号、ご住所、お名前、お電話番号
よろしくお願いいたします。

 えー次は普通の目録の方です。

 

 先々週に出し忘れた(^^ゞ「プリンセス」1975年1月創刊号です。百恵ちゃんのピンナップがついてコンディションもバッチリの1冊。

 

 1959年代の「なかよし」が4冊。こちらは1959年7月号。表紙は古賀さと子の時代です。右はしのぶいっぺい「海からきたパール」です。忍一兵名義で少年漫画も少し描いていたようですが、あまりはっきりしません。ちょっとクセのある絵は、店主好みではあります。

 

 こちらは1959年11月号。右の画像は大友よしやす(オオトモヨシヤス)「口笛ふけば」。当時の映画のコミカライズのようです。少年と犬のお話です。

 

 再入荷は1975年〜1979年ころまで。キャンディキャンディが大ヒットしていた頃です。キャンディキャンディの最終回が掲載された1979年3月号も今回入荷しました。

 新規入荷は1982〜83年代が少々。

 

 原ちえこ、あさぎり夕、高橋千鶴、竹本泉辺りが大活躍し始めた時代です。

 今週はこんなところで。来週は単行本とか雑誌とか適当に。適当な予告だな〜(笑)

 

 

 

2012年
8月11日(土)
天気(晴)

 

 

 そろそろ世間はお盆休暇です。街も何だか静かです。

 今週の新着目録です。「プリンセス」以外はかなりマイナーな雑誌ばかり。

 

 「プリンセス」は1976年〜83年くらい。ほとんど売り切れ補充で、新規入荷はうえの2冊くらいです。

  

 「ひとみ」は1冊だけ。1983年2月号。イケスミチエコ「恋よ!ロザリー!」掲載。昔も今も絵の美しい方です。

 

 サンリオ発行の雑誌「サンリオ」です。左画像が創刊号の1977年4月号です。ちょうど「リリカ」を発行して暫く経ったくらいです。今回4冊入荷しましたが、どのくらい号数が出たのか詳細が不明です。

  

 立風書房刊行、「チッチ愛の絵本 いつかどこかで」です。左画像の創刊号は1975年春の号です。みつはしちかこの「小さな恋のものがたり」の当時のブームを受けて刊行された雑誌です。右は1979年7月号です。当初は季刊で1977年春辺りから隔月刊行になったようです。こちらも廃刊時期が不明です。

 

 学研の「美しい十代」です。上記画像は1965年10月号のものです。ほとんど忘れられた雑誌ですが、いまではみつはしちかこの「小さな恋のものがたり」が挿し穂に連載された雑誌として名残を留めております。創刊は1959年12月号で、「小さな恋のものがたり」は、1962年から連載されました。廃刊の時期はやっぱり不明です(^^ゞ。

 来週8月18日の目録更新はお休みとなります。次回8月25日の目録更新でまたお会いいたしましょう。それでは皆様、良い夏の休暇をお過ごしください。

 

 

2012年
8月4日(土)
天気(晴)

 

 

 8月になりました。当店の今年のお盆休暇は8月17日〜22日となります。ちょっと遅目のお盆休みというパターンです。そんなわけで8月18日の目録更新もお休みになります。ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い致します。

 今週の新着目録です。雑誌以外いろいろですね。

 普通の単行本は内田善美色々と集英社漫画文庫が少々。ココら辺は定番商品多いので解説は省略(^^ゞ

 モンキー・パンチ「コミック入門」です。双葉社から1968年に刊行されたいわゆるマンガ家入門書です。1章丸々自伝になっているところが読んでいて興味深いです。本来カバーがあるのですが、残念ながらカバ欠。ついでにせもちょっとコンディション悪いので、安めの値付けです。

 

 付録漫画は先週出し忘れた、なかよし付録が4冊。なかよしブックが2冊となかよしコミック文庫が2冊です。左はなかよし1966年9月号付録、木村光志「キューポラのある街」。右はなかよし1973年10月号付録、藤原栄子「くつをみがいた王女さま」。

  

 上記3点は少年倶楽部の付録復刻版です。この復刻版の付録は1975年に販売されたものですが、元々の付録は昭和初期の講談社少年倶楽部に添付されていたものでした。「戦艦三笠」は、昭和7年1月号。「エンパイヤ・ビルディング」は、昭和7年2月号。「空中軍艦」は、昭和8年1月号のものです。どちらも中村星果という組立付録の大名人に依って設計されたものです。

 1975年に復刻されたものはこの3点だけだと思われる。2010年になって「軍艦三笠」だけ再復刻されましたが、他の復刻作品は残念ながら出ませんでした。

 3点とも未開封で当時のビニール袋入りです。ビニール袋はちょっと汚れておりますが、中身は多分大丈夫かと(未開封品なんで開けられないのです(^^ゞ)。

 上の画像は「オルフェウスの窓 メモリーブック」です。恐らく週刊マーガレットの懸賞もしくは全員プレゼント的な懸賞商品と思われますが、詳細不明です。サイズ的には文庫本程度です。メモ帳とボールペン画ついておりますが、中身もこれで完品かどうかは不明です。

 

 ショウワノートの「リカちゃん シールつき ぬりえ」と「キャプテン翼 シールつき ぬりえ」です。A4サイズで表紙にあたる最初の1枚がシールで残りがぬりえとなっております。未開封品なのでぬりえが何枚入っているかはちょっと不明です。発行時期もハッキリと判りませんが、値段欄に消費税の記載がないので1980年台のものだとは思われます。

 来週はまた雑誌の予定です〜。

 

 

 

2012年
7月28日(土)
天気(晴)

 

 

 猛烈に暑いですね(T_T;。脳みそは煮えちゃって、身体は干からびちゃいそうです。

 今週の新着目録です。雑誌が26冊です。結構雑多ですが、セブンティーン系が比較的多めです。

 特に珍しい雑誌というものもないので、適当にピックアップして解説。

 

 週刊セブンティーン1971年1月26日号です。第2回ST新人まんが賞第1席入選作、宮田陽子「ぼく光になるんだ」という作品が掲載されています。

 宮田陽子といえば別冊少女コミック1976年9月号掲載の「マリーへの調べ」がデビュー作のはずです。

 絵柄が全く違うので、たんに同姓同名の方だろうと考えたのですが…。「ぼく光になるんだ」の欄外に作者は高校1年生という記述がありました。高校1年生ということは15歳か、16歳です。「マリーへの調べ」は1976年9月号での発表で作者は当時21歳という記事がありました。16+5=21。ちょうど年齢が合致します。100%の確証は今となっては得られませんが、結構同一作者の可能性高いですね。

 

 りぼんコミック1970年10月号です。この号のりぼんコミックスクールで赤座ひではる「ねことお姫さま」が、りぼんコミック賞を受賞しております。

 同じ号で末永あや子「若さだ!ギターだ!初恋だ!!」が掲載。

 末永あや子は、最近では末永史名義で「銀恋」という単行本を上梓しています。40年たっても現役なんですね。すごい。

 こちらは週刊少女コミック1975年12月10日増刊号です。表紙に「ちゃお」と銘打たれております。「ちゃお」という愛称は基本的に別冊少女コミックの増刊に付けられていて、本来週刊少女コミックの増刊号は「フラワー」だった筈なんですが、妙な例外もあるものです。少女コミック系の増刊というのはあまり統一されていないようでややこしいです。

 今週はこんなところで〜。来週は先週ちょっとやり忘れた付録系ほか単行本チョコチョコの予定です。

 それでは皆様、熱中症にはお気をつけて。

 

 

2012年
7月21日(土)
天気(雨のち曇)

 

 

 昨日あたりから涼しくなりました。過ごしやすくて身体が大変楽です。でもまあこの涼しさも2,3日で終わりそうです。来週からまた暑そうです。皆様も熱中症には気をつけましょう。

 今週の新着目録です。先週の予告で雑誌をやると言っておきながら、付録マンガになっちゃいました(^^ゞ。すみません。

 まずは定番のりぼんカラーシリーズから。

 

 左上、牧美也子「火の花の丘」。右上、武田京子「君がいるかぎり」。下、保谷よしぞう「銀のカンテラ」。

 

 松本零士のりぼんカラーシリーズも2冊童子入荷。左が「まき毛のロン」、右が「赤毛のひとつ」。

 

 更にりぼんカラーシリーズよりも出にくいなかよしブックの松本零士も2冊入荷。左がなかよし1967年12月号付録「白夜のリンナ」。右がなかよし1968年12月号付録「クレアの湖」です。こうやって見ると松本零士の少女マンガは動物ものばかりですね。

 なかよしブックはもう少しあります。

 

 左上、なかよし1966年5月号付録、中島利行「あしながおじさん」。右上、なかよし1966年8月号付録、楳図かずお「へびおばさん」。下、なかよし1969年8月号付録、牧野和子「見えない悪魔」。

 「なかよしブック」は、B6版130ページの装丁で、集英社りぼんの付録「りぼんカラーシリーズ」の対抗馬みたいな存在でした。しかし「りぼんカラーシリーズ」のような通巻表記が「なかよしブック」には無かったのと、そもそも「なかよしブック」自体が古書としてあまり流通していないため全貌がはっきりしません。

 店主からすると楳図かずお作品は沢山見るけどそれ以外はよくわからないという印象です。一応最低でも48冊は存在することだけは確認していますが、それ以上の資料が何もない状態です。「なかよしブック」のリストでも作ってみたいとは思いますが、今の流通量考えると道程はかなり遠いです(^^ゞ。

 他もちょっと紹介。

 

 講談社「少女クラブ」から、細川知栄子が2冊。左が1961年10月号付録「母の名よべば」。右が1962年2月号付録「ふたりの白鳥」。

 

 光文社「少女」から「姉妹ふたり/チャコちゃんの日記」が2冊。上の両画像は1962年9月号付録のもの。表面裏面どちらからも読める装丁になっています。

 

 左は講談社「たのしい四年生」1958年6月号付録、牧かずま「クローバーひめと赤いチューリップ」。右は小学館「小学一年生」1964年9月号付録、赤松セツ子「しらゆきひめ」。

 最後はちょっと新し目のやつ。

 なかよし1972年11月号付録、マスコットなかよしアップルシリーズ、イケスミチエコ「お見合いマル秘手帳」。マスコットなかよしアップルシリーズはB5版の大きめの付録マンガのシリーズですが、こちらもシリーズ全容ははっきりしません。

 今週はこんなところで。来週は一応雑誌の予定です。うまく行けばセブンティーンを…

 

 

2012年
7月14日(土)
天気(晴)

 

 

 さすがにここのところ暑いですね。暑さはそれほどでもないのですが、湿度が堪りません。たまにはスカッとした夏を楽しみたいものです。

 先日知人のおごりで鰻食べました。美味しかったです。鰻は他人のお金で食べるに限るな(^^ゞ。今年は鰻屋さんも色々と大変そうですが。

 今週の新着目録です。雑誌が24冊、今回はいろいろですね。

 まずは創刊号ものから4冊。

    

 講談社「キャロル」1983年4月創刊号です。付録として付いていたシールです。表紙の縦方向に帯のように巻きつけてありました。キャロルに関しては以前クドクドと書いたので今回詳細は割愛しようかと思ったのですが、実は以前の日記(2009年10月)の記載に間違いがあることが判明(^^ゞ。以前創刊は1983年5月号と書きましたが、実は1983年4月号が正解。また創刊当初から月刊と書きましたが少なくとも当初は隔月でした。何故こういうことになったかといえば何かの連載回数から逆算して創刊時期を推定したためだと思われます。少なくても今回の創刊号を見て、創刊号は1983年4月号、創刊2号目は予告を見る限り1983年6月号であるといえます。

 

 お次は秋田書店の「キャンドル」1985年11月15日創刊号です。「ボニータ」の増刊号の位置づけで発行されております。こちらは刊行周期とか何号まで刊行されたとかのデータが全く不明です(まあ秋田書店に聞いてみればいいのだけれど(^^ゞ)。一応キャンドルコミックというレーベルでコミックスが何冊か刊行されていたので、少なくとも10号くらいは続いたのではないかと思うのですが、これもあくまでも推測の域を出ません。

 

 左は主婦と生活社「ComicHi(コミックハーイ)」1984年4月創刊号。分類的にはレディスコミックの範疇です。刊行ペースはちょっとはっきりしませんが月刊だったようです。右は実業之日本社「月刊Jam(ジャム)」。分類的にはちょっと微妙ですがティーンコミックの範疇ではないかと。こちらは予告を見る限りタイトル通り月刊での刊行です。どのくらい刊行されたかはさっぱり分かりません。一応「ベルサイユのばら 外伝」が掲載されたことで有名ですが、私も今回雑誌を見るのは初めてです。

 

 

 こちらはちょっと新し目のところで、小学館「ぴょんぴょん」1992年2月号。新しいもののほうが古書的に出てくるようなきがするかもしれませんが、逆に90年代くらいの雑誌というのはほとんど市場でも出てきません。

 

 週刊少女フレンドの1963年代が2冊。珍しく2冊とも売り切れ補充ではなく新規入荷です。左が46号、右が50合です。

 他にも週刊マーガレット、別冊マーガレット、デラックスマーガレットが入荷ですが、売切補充が多くあまり新規がありません。まあそんな中で1冊だけマーガレット系をご紹介。

 

 集英社「週刊マーガレット」1971年11月18日臨時増刊号です。山本鈴美香のデビュー作「その一言が言えなくて…」が掲載されております。こうやって見ると山本鈴美香って初期から絵柄が安定してますね。

 来週はまた雑誌諸々になる予定です。

 

 

 

2012年
7月7日(土)
天気(雨)

 

 

 今日は七夕でした。この七夕の時期って、何だかいつも天気悪い印象があります。ちなみに東京都における過去30年の天気出現率によると7月7日は曇だそうです。

 今週の新着目録です。週刊少女フレンド11冊、週刊少女フレンド増刊3冊、別冊少女フレンド4冊、別冊少女フレンド増刊3冊の計21冊です。ちょっと少なくてすみません(^^ゞ

  週刊少女フレンド1968年13号掲載、細野みち子「ゆびきり」第1回です。細野みち子の連載作品にしては、珍しく原作なしです。もっとも7回くらいで終わってしまいましたが。

 こちらは週刊少女フレンド1970年21号掲載、細川知栄子「アテンションプリーズ」第1回。店主は当時テレビドラマ観てました(^^ゞ。今でも主題歌歌えます(音痴だけど)。

 こちらは週刊少女フレンド 1974年12号掲載、わたなべまさこ「死人契約」。タイトルとか扉絵見ると作者お得意の怪奇モノみたいですが、実は真面目(?)な医学ドラマです。ただし麻酔が無い時代の外科手術がテーマなので、描写は怪奇モノ張りに怖いですが(^^ゞ。

 

 最後は別冊少女フレンド系から。左は別冊少女フレンド1971年12月号掲載、大島弓子「遠い日のイブ」。まだ少女コミックで描きだす前の作品です。大島弓子の別冊少女フレンドの掲載作品は3作品ありますが、これが最初の作品で、単行本へもみ収録となっております。
 右は別冊少女フレンド1973年4月増刊号掲載、名香智子「とっても しあわせ」デビュー作です。名香智子もすぐに別冊少女コミックへ移ってしまったので、フレンド系の作品はごく僅かなはずです。

 最後は巴里夫復刻シリーズ。ようやく出ました「赤いリュックサック」です。作者の隠れた代表作です。この機会に是非どうぞ。

 来週も雑誌の予定です。

 

 

東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮