相変わらずグズグズした天気が続きます。困ったものです。来週26日から神田古本まつりが開催されます。当日は晴れると良いけどなぁ(^.^;
今週はオリジナル同人誌で楽書館のものオンリーです。全部で13冊。
楽書館発行物では珍しい個人誌です。白表紙版と緑表紙版がありますが、発行日などの違いがわかりません。流転さんに聞いたらなんで2種類あるか理由は忘れたそうです(^.^;
楽書館というサークルは1973年に活動開始しましたが、当初は青焼き同人誌で会員間配布で部数も数十部〜百部程度の発行数でした。初めて出したオフセット誌がこの「楽書館 No.1」になります。発行は1979年4月、 B5オフセット106頁、発行部数は300部でした。表紙はさべあのま。うたたねかずみ(高橋葉介)名義の作品も載ってます。
「楽書館No.2」1980年5月発行。B5オフセット166頁。表紙は森雅之。右は水野流転「ノスフェラン(不死者)」。水野流転の鮮烈なイメージが現れるのはこのあたりからだと思う。
「楽書館No.3」1980年12月発行、B5オフセット136ページ。表紙は千明初美。森むく(森博嗣)、きむらふみお(谷口敬)、千明初美等、多彩な才能が集結していた。
「楽書館No.4」1981年8月発行、B5オフセット160ページ。表紙は高橋葉介。りぼんで活躍していた新里敦子も参加していた。
「楽書館No.5」1982年7月発行、B5オフセット162頁、表紙はやまだ紫。よねやま恵子「遠いささやきの憂国」
このNo.5には水野流転「アスランの鏡」前編という作品が載っている。
石化病にかかった妹を助けるためアスランの心臓という万能薬を探しに行くというファンタジーです。後編は予告の7号には乗らず「落書風 東風の号」に掲載されたのですが、残念なことに未完なんですよ(^.^;。完結編読みたいなぁ…流転さん。書きませんか(私信:笑)
「楽書館No.6」1983年5月発行、B5オフセット160ページ、表紙は伝陽一郎。右は青木俊直「キノコサラダ」。以前全く同じことを書いたような気もするが…この時期の青木俊直の作品は死ぬほど好きである(笑)。
「楽書館No.7 上」1984年6月発行、B5オフセット178頁、表紙は伝陽一郎。右は店主が大好き、瀬川乃里子の「踊る妖婦」。ホラーとしての派手さはなかったけど、瀬川乃里子のホラー作品好きでした。
ちなみにこちらは上巻なんですが、下巻は出ませんでした。一応諸般の事情ということにしておこう(^.^;
オフセット版「楽書館」は7号上巻で終わります。一般売オフセットはしばらく影を潜め1989年になって「落書風」が刊行されます。東西南北の4冊が出ましたが、今回の目録では「落書風 東風の号」が1冊だけ。
一応刊行順に表紙並べてみたけど、東西南北じゃなくて東南西北順です。麻雀かな(^.^;。
またしばらくブランクの後に、「COMIC メイキス」が刊行。
こちらが創刊準備号のZERO。1995年4月B5オフセット68頁、表紙:野崎さゆり。わたしの大好きな(^^)坪内麻貴の「サイレントナイト」掲載。
創刊号のONE。1997年11月発行、B5オフセット92頁、表紙:坪内麻貴。色々お世話になっております、当森正の「ストライク」掲載。この絵のセンスは大好きだ!
ちなみにメイキスの名称は”メイキング センス”だそうです。
またもやブランクあって、30週記念号。訳あって2分冊(^.^;?
「コミックラクガキカン 30周年記念号」2003年11月発行B5オフセット226頁表紙:伝陽一郎・さべあのま。コミケ初代代表霜月たかなかの「退治しちゃうぞッ!?」掲載。
「こみっくらくがきかん 30周年記念号 第2弾」2004年8月発行、B5オフセット96頁、表紙:青木俊直。村田滋美「うんちく親父と極楽娘」。この方もキャリア長いけど詳細を知らない(^.^;。
この後はA5判型で「らくがき帖」というのが発行されます。それに関してはいずれまた〜。
さて26日から古本まつり開催ですが、当店は所用の都合で27日土曜日からスタートします。ことしも床の上100円均一セールやります。80年代90年代の同人誌も100円で大量放出します。乞うご期待!!