おでんとか鍋とかが恋しい季節になりました。最近良く”いちなべ家”に行きます。一人で気軽に入れるし、温まって野菜もとれてなかなか良いお店です。でも夏場になったらこのお店どうするのかなぁ。
そんなこんなで今週の新着目録です。珍しく予告通りに和田慎二祭り〜(^_^)。
和田慎二の最初の単行本が「銀色の髪の亜里沙」。左上がその最初の単行本。1973年の発行です。初版の頃はまだマーガレットコミックスがビニカバ版の頃でした。右上は花とゆめコミックス版。下が大都社Stコミックス版。和田慎二の単行本って何度も同一タイトルで出てます。今回の以外でも文庫版もあります。しかも短篇集だと収録内容が当然違っているので結構ややこしいですね。
こちらは和田慎二の代表作「スケバン刑事」。左が花とゆめコミックス版全22巻。右がメディアファクトリー版全12巻。
今回の目録にはオリジナル版のセットと後から出た完全版(愛蔵版)のセットの2種類がなんタイトルか出ております。どちらがおすすめかといえば後から出た完全版をおすすめします。雑誌掲載時のカラーページが収録されていることと、ほぼ必ず著者による書下ろしメイキングが収録されているからです。このメイキング編が読んでいるととても面白いです。
こちらは「スケバン刑事 if」。スケバン刑事のパラレルワールドもの。天宮祐希(麻宮サキ)と氷室麗華(海槌麗巳)が、この世界ではマブダチになるという作品。ケッコー面白いです。今回は単巻売りではなくて上記「スケバン刑事 完全版」とのセット売りです。
お次は「超少女明日香」シリーズ。こちらはもっとややこしい。左はマーガレット版です。他に「明日香ふたたび」と「ふたりの明日香」を加えて3冊刊行されました。
右は花とゆめ版。マーガレット版の3冊に加え、「明日香子守唄」 「明日香・妖精狩り」 「超少女明日香 雨の封印」 「超少女明日香 眠る蛇」 「超少女明日香 ウェディング・スター」 「超少女明日香 救世主の血」全3巻の8冊が追加され全部で11冊です。
そしてもっと面倒なのがメディアファクトリー版。花とゆめコミックスで刊行された11冊を7冊にまとめたのが上左側画像の「超少女明日香 完全版」全7巻。これに加えて「聖痕編」2冊、「式神編」2冊、「学校編」3冊これで全11冊になります。結局「超少女明日香シリーズ」を全部読もうとすればメディアファクトリー版が一番お勧めです。メイキング編も読めますし(^^ゞ。
すいませんここまで書いてちょっと時間切れ(汗)。これから実家の静岡にちょっと帰りますので電車に乗らなければなりません。続きは電車の中で書きますのでちょっとお持ち下さい。すみませぬ〜。
はい、現在東海道線の車中です(^^ゞ。続き書きます。
左は「ピグマリオ」花とゆめコミックス版です。全27巻で和田慎二作品としては最長の作品ですね。
右はその完全版。全12巻です。 完全版のなか書き読んで知ったのですが、ピグマリオの終了間際に奥さんを亡くしていたそうですね。それで連載終了間際にちょっと長めのブランクがあったのですね。
左は「忍者飛翔」メディアファクトリー版全5巻。全5巻って言っても通巻表示がなくて”桜の章」とか「風の章」とかしか付いていないので、読む順番がわかりにくくて困ります。
右は「怪盗アマリリス」花とゆめコミックス版全14巻。怪盗ものかと思ったら、学園モノになって、アイドル物になって、最後はやっぱり冒険活劇。作者やりたい放題です(^^ゞ。ちょっとクリーミーマミへのオマージュ入っているような気がしますが、それはいっちゃダメなのかな。
「あさぎ色の伝説」全4巻です。今回あ4巻だけ初版。今回のおまけは別冊マーガレット1975年3月号に掲載された、第1話の切る抜きをお付けします。作者急病で未完にしてしまった回です。その後、LaLaの創刊号で描き直ししますが、比べてみるとだいぶ変更が入っております。
和田慎二の遺作となってしまった「傀儡子リン」ボニータコミックス全14巻です。因縁の人形10体が全て集まり、さあ俺たちの戦いはこれからだ!てな感じのところで第1部完のまま未完(泣)。調度良い所で切れてはいますが、その後の盛り上がりを考慮すればやっぱり読者としては続きが読めないのがとても残念。
ちょっと単行本から離れて、左はムック本「和田慎二全コレクション」。白泉社による編集です。右は絵葉書サイズのカードギャラリー。やはり白泉社の発行。
こちらは、コミックフラッパー2008年12月号付録「飛翔とね太郎完結編」。この話自体は単行本にも収録されておりますが、同時に収録されたゲストページが面白いです。特に新谷かおるの「ネギ式」は最高! 忍者飛翔でネギと言ったら…。もうあのネタしかありません。和田慎二作品の中で一番お下劣なネタだった回の話のパロディです。
ここからは単行本未収録の雑誌の切り抜きです。まずは白泉社コミコミ1987年6月号に掲載された「忍者飛翔 赤い忍群」全63ページ。なんで単行本未収録になってしまったのかは不明です。版権的な問題があったのでしょうか。
こちらは和田慎二作品の中で最大の単行本未収録作「ファティマ」。コミックフラッパー2004年4月号〜10月号に掲載され、全7回全232ページというボリューム。まるまる単行本1冊分あるのに単行本化されておりません。メディアファクトリーなんで版権的な問題もないはずなのに、実に不思議です。
表題の”ファティマ”というのはファティマの予言のファティマです。これが道はなしに絡むかは第1分の段階ではまったくわかりません。基本的には各話読みきり形式で不思議な現象に某オカルト系雑誌の編集者が絡みあうという形式です。ちょっとウルトラQ的なイメージです。
左は講談社マガジンZ2000年3月号に掲載された「ラムちゃんの戦争」32ページです。今度は14歳になったラムちゃんが活躍します。
右は竹書房まんがライフ2003年9月号「夏の日のシャカシャカ」カラー4ページ。4ページのショートですがカラーです。夏の日にシャカシャカといえば、あれですね。ストーリーもまあ小ネタ(^^ゞ
左上「おやゆびばなし」右上「むすめばなし」左下「超少女明日香これまでばなし」。この3編はコミックフラッパー2003年11月号に掲載されたエッセイコミック。明日香学校編連載中に手を手術したはなしとか、娘さんが結婚した話とかいろいろ30ページです。
右下は、竹書房のPSY SPCIAL1994年(まんがライフオリジナル1994年11月12日増刊)という変な雑誌に乗ったエッセイコミック。
なんだかちょっと説明しにくい内容(^^ゞ
こちらは挿絵でのお仕事。福音館書店から出た芝田勝茂「ドーム郡ものがたり」「虹へのさすらいの旅」の2冊。いまでもこの作品は観光されておりますが、残念ながら挿絵が変わってしまっております。和田慎二挿絵のこの本は、結構入手困難です。
最後はグッズ系。左は白泉社が販売した1987年用のカレンダー。絵柄はピグマリオや超少女明日香を主体にいろいろ。当時の定価は1000円でした。
右はメディアファクトリー版の「スケバン刑事」を刊行した際の記念もの。限定100名の懸賞でした。B2サイズと結構でかいです。
まだまだ単行本はあるのですが、さすがにちょっともういろいろな意味で限界なんで、ここらへんで終了します。
電車の中で原稿書いてると首が疲れます(泣)。
それではまた、来週〜!