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神保町裏通り日記
 
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2016年
12月29日(木)
天気(晴)

 

 

 今週の目録更新がお休みなのでコラムの方を更新しました。年末年始の暇つぶしにどうぞ〜(笑)

腐海のほとりに佇んで

あるいは電子書籍でいっぱいの海

 

 

 ではでは、良いお年を〜。

 

 

2016年
12月24月(土)
天気(晴)

 

 本年最後の目録更新となります。今年も一年大変お世話になりました。

 年末年始の営業ですが、年末は29日までの営業となります。年始は5日からの営業ですが木曜日なので市場の関係で17時ころからの営業となります。

 来年もまたよろしくお願いいたします。

 さて今週の新着目録です。同人誌関連で冊数は少ないですが、大物が少々あります。

 

 らっぽり「やおい特集号」です。やおいの歴史にとっては実に重要な1冊です。この本から”やおい”という言葉が一般に使われるようになりました。この本のなかに「らっぽり特別企画 やおい対談 4大巨匠 夢の共演」という疑似対談収録が掲載されてます。この対談で”やおい”が定義づけられます(半分冗談ですが)。

 ”やおい”という言葉自体はもう少し遡って、ラブリの磨留美樹子「夜追」という作品が発端になるのですが、残念なことにこの作品は門外不出のようです(残念)(^^ゞ

 お次は「コミケット年鑑 Vol3」。コミケの第12回〜14回までをまとめたものです。コミケット年鑑というものは私が知る限り3冊出ています。最初のコミケット年鑑が第1回〜第11回までまとめられております。そうすると次がVol3というのはどういうわけでしょう。Vol.2はどこに行ったのか悩ましい限りです(^^ゞ。

 

 まんがはうす「ニュークリアス 1号」。右はSFアートで有名な三好道夫のマンガではなくイラストですが、全体で20ページほどあります。

 

 1986年3月頃発行の「ONB 3」。ONBは「おうぶ・にぎやか・ぶんこ」の略なそうです。右はベルネ「しりあす でいらいと ぼーいず」。

 赤山寿史「FIARAIM」。昔はサイバーコミックスなんかでSF系のマンガ描いていた方です。現在はあかやま壽文名義で活動中。

 福島敏行「コンセプト・ノート」。この画像に関しては表紙が無地だったので扉から撮ってきました。福島敏行はアニメの撮影監督なんかをやられている方のようです。ジブリ作品に関しては「天空の城ラピュタ」あたりから関わっているようです。もし同姓同名の別人でしたらご容赦を(^^ゞ

 

 点睛社「まんぱコミック」1977年3月号です。この雑誌は「漫波」→「まんぱコミック」→「だっくす」→「ぱふ」と変遷してゆきます。右は湯田伸子「名探偵ハンディダンディ」。

 

 お次が「だっくす」1978年1月号」。まだ平綴じではなくて中綴じの時代のものです。右は高峰丈(田森庸介)「ぞうり虫の詩 電話」です。

 

 左が「コミック横綱」。B7サイズの豆本みたいなコピー紙です。右は水縞とおる「シャーロック・ホームズ本」。更に小さいA7サイズの本です。

 今週はこんなところです〜。

 年末31日の目録更新はお休みとなります。新年7日目録更新は行いますが、量的には少なくなるかと。毎年恒例の風虎通信同人誌は今のところ何が刊行されるという情報がありません。新年7日告知となります。また基本的に予約は受付できませんのでご注意ください。

 では、皆様良いお年をお迎えくださいm(_ _)m

 

 

2016年
12月17日(土)
天気(晴)

 

 

 朝晩の冷え込みが厳しい今日此の頃です。皆様方におかれては、お風邪など召されませんようにお気をつけくださいませ(^_^)/

 今週の新着目録です。先週予告した同人誌は処理が間に合いませんでした〜(^^ゞ。そんなわけで単行本が少々だけです。すみませんm(_ _)m。

 

 今村洋子「チャコちゃんの日記」1巻と3巻です。重版で1巻は口絵付き、2巻は口絵なしの版です。背が非常に退色しやすい本ですが、今回のものはほとんど退職がありません。

 

 里中満智子「オリンピアの詩」と「熱い十字路」。どちらもKCミミです。

 木原敏江の花ゆめ版単行本が3点。上段が「ジークリンデの子守歌」、中段が「王子さまがいいの」全2巻、下段が「あーら わが殿!」全2巻。

 美内すずえ「白ゆりの騎士」全2巻。

 山岸凉子「ひまわり咲いた」花ゆめ版です。カバー背に欠けと裏表紙側にしみがあるのでお安い値段で。

 ちばてつや「島っ子」汐文社版全4巻です。

 これは珍品。奇想天外社版、古谷三敏「ぐうたらママ」です。全2巻のセットで共箱付きです。

 今週はこんなところです〜。

 来週は本年最後の目録更新となります。今週間に合わなかった同人誌関連の予定です。

 それではまた来週〜(^_^)/~~~

 

 

 

2016年
12月10日(土)
天気(晴)

 

 

 寒くて暗くてイヤンな季節(^^ゞ。

 今週の新着目録です。集英社「小説ジュニア」が14冊。「小説ジュニア大増刊」が2冊。単行本が3点です。

 

 「小説ジュニア」は1979年10月号〜81年10月号まで14冊です。適当に記事をピックアップ。

 

 「小説ジュニア」はタイトルに小説と付くくらいなんでやっぱり小説が主体でマンガは少ないんです。左はこの頃長期連載していた、立原あゆみ「麦ちゃんのヰタ・セクスアリス」。
 右は百里あきら「泣きべそラケット」前編。 百里あきらって「ガッツ乱平」以外の作品を知らない(^^ゞ。

 

 1980年3月号掲載、星野かずみ「つらい恋です」デビュー作。デビュー直後の1980年4月号から「オトコ泣かせの千春ちゃん」の連載開始。新人にしては上手いなぁと思ったら高岩ヨシヒロの別ペンネームでした(^^ゞ

  

 左は唐突に土田よしこの新連載「Mr.KUN」。1980年10月号から。どこまで続いたか不明です。
 右は1981年10月号掲載、市川ジュン「アリスの恋」です。市川ジュンの単行本未収録作品が「小説ジュニア」にあるとは。あなどれないなぁ(^^ゞ。

 

 小説とマンガ以外では芸能記事が多いです。左は1980年8月号のサザン・オールスターズのドキュメント。右は1980年5月号掲載の声優水島裕の記事。

 

 こちらは「小説ジュニア 大増刊」2冊。

 

 上はどちらも1979年11月大増刊。「わが輩はノラ公」で有名だった菊池規子「太くん ああ無情」。右は飯森広一「モンキー・ドク」。

 単行本の方は「小説ジュニア」に合わせて、立原あゆみが3点。

 上段が「麦ちゃんのヰタ・セクスアリス」第1部全8巻+第2部全3巻の全11巻セット。

 中段が「BOYS BE 夏くん」全3巻。

 下段が「グッバイ・カンパニー」全2巻。

 今週はこんなところです〜。来週は同人誌関連の予定です〜。

 

 

2016年
12月3日(土)
天気(晴)

 

 

 坊主も走る師走に突入〜♪。1年が早いな(^^ゞ。

 まず今週は谷口敬の原画販売です。先着順で当然1点ものですのでお早めに〜。

 そして今週の新着目録です。点数少ないですが1960年代の別冊マーガレット1冊と週刊少女フレンドが8冊です。わりかし時代も良くてコンディションも良好です。

 

 別冊マーガレット1965年5月号です。左下がわたなべまさこ「青いひとみの少女」。右下が西谷祥子「春子のみた夢」です。実質的なデビュー作とされております(厳密には少女クラブに掲載誌た「ふたごの天使」)。完成度は高いです。

 週刊少女フレンド1964年1号。細野みち子「白鳥少女」新連載です。

 

 週刊少女フレンド1964年25号。赤松セツ子「奈々子」。

 

 週刊少女フレンド1964年40号。細川知栄子「星のナギサ」。それっぽくないのですが、実はSF作品(^^ゞ。

 

 週刊マーガレット1964年47・48合併号。左下わたなべまさこ「十二夜の琴」前編。単行本未収録。右下里中満智子「銀のたてごと」。デビュー3作目です。

 

 週刊少女フレンド1965年6号。里中満智子「その名はリリー」。単行本未収録です。

 

 週刊少女フレンド1966年3号。北島洋子「紅はこべ」読切 単行本未収録です。

 

 週刊少女フレンド1966年4号。右上、松本零士・牧美也子「はしれフレンド」新連載。下、お正月スタイル画カード。

 

 週刊少女フレンド1966年5号。右は細川知栄子「東京シンデレラ」。

 

 今週はこんなところで〜。来週は全くもって未定です〜(^^ゞ。

 

 

2016年
11月26日(土)
天気(曇)

 

 

 あいかわらず天気が安定しませんね。11月に雪という東京では珍しい事も起きましたし(^^ゞ。

 今週の新着目録です。今週はちょっとドタバタしていて点数が少なくて申し訳ありません。雑誌はすべて売り切れ補充です。

 まずは普通にコミックス。

 

 左はみよしらら「マホーランドのマジョリカ」。1巻のみですが、なかなか出ない1冊です。
 右は西谷祥子「ジェシカの世界」。

 

 左は、曽根富美子「地平線の彼方から」。右は河あきら「あめふり日記」。

 

 マーガレットレインボーコミックスから2冊。左が島貴子「恋のブロックサイン」。右が北川裕子「ドリーミィな4月に…」。

 付録マンガは1点のみ。なかよし1972年8月号付録マスコットなかよしアップルで丘けい子「ハッピーバースデー」。

 

 雑誌は「りぼんデラックス」が2冊と「コミック・ファンタジー」が16冊。

 今週は手抜きモードで(^^ゞ

 

 明日の27日MGM2の漫画の手帳事務局に於いて、青空みどり(THE SEIJI)「K君大全第3巻 首都の天使」販売いたします。16ページコピー誌100円です。ご来会の方は是非どうぞ〜。

 京都国際マンガミュージアムに於いて「りぼんの付録展」が開催されます。

 期日:2016年12月8日〜2017年2月5日まで
 場所: 京都国際マンガミュージアム

 

 また期間中2つのトークイベント&サイン会が開催されます。


 ・柊あおいトークイベント&サイン会
  2016年12月17日(土) 14:00〜16:00 サイン会は16:30〜
 ・高須賀由枝トークイベント&サイン会
  2017年1月22日(日) 14:00〜16:00 サイン会は16:30〜

 関西圏の方は是非どうぞ〜。私もお金と暇があったら行きたい〜(^^ゞ

 

 

 

2016年
11月19日(土)
天気(雨)

 

 

 薄暗くて寒くて雨が降っててなんだかいやんな天気です(^^ゞ。

 今週の新着目録です。かなりバラバラ(^^ゞ。

  

 久しぶりのB6ハードカバー貸本。柴田みのる「野獣サタン」。柴田みのるというとナカムラ漫画が多いのですが、こちらはシマムラ漫画。

 若木書房ひまわりブック311、大岡まち子「きりの中のふたり」。作画には定評のある大岡まち子です。

 講談社漫画文庫版「フイチンさん」です。「黒ゆりの花をさがせの巻」の方はあまり出てきません。

 雑誌の方は少女コミックが1冊、週刊少女フレンドが6冊、なかよしが8冊です。今回はデビュー作中心に紹介。

 

 週刊少女フレンド1968年5月21日号、坂本ミドリ「あのこはテレビに首ったけ」。第二回講談社少年少女新人まんが賞入選作です。

 

 週刊少女フレンド1969年7月15日号、森谷幸子「彼女が町にやってきた」。講談社新人まんが賞佳作受賞作です。

 

 なかよし1996年9月号、笹野鳥生「すてきな夏休み」です。なかなか上手い方ですが、残念なことに作品数が少なく単行本も1冊だけです。

 

 なかよし1996年11月号。この号は、松本洋子「闇は集う」が休載になったため代原として新人のデビュー作が2作載りました。本当に急遽だったようで目次には掲載されておりません。
 左下が戸川あき「この恋の予感」 。なかよしの作品では単行本は出ていないようです。
 右下が真伊藤「ひがえりクエスト」。新伊東の名義もあって4コマ漫画を特異とした方です。この方もなかよしの作品では単行本が出ませんでした。

 

 

 アニメ「ドラゴンボール」の絵コンテ2点です。左が108話「ピッコロ大王降り立つ!」。右が110話「がんばれっ!孫悟空!!」です。

 

 ナール印刷の色見本というか同人誌情報交換誌というかナール出版物の広告というか、色んな機能を叩き込んだ「CAX」です。ちなみにCAXというのはCATとFOXの合成語とのことです。

 今週はこんなところで〜。次にお知らせ。

 復刊ドットコムから巴里夫「5年ひばり組 傑作選」が刊行されました。

 帯文は永野のりこ、解説はみなもと太郎。第1話から読むのが難しい最終回も収録したセレクション版です。

 購入はこちらから。是非どうぞ〜。

 あ、来週は23日(水・祝)はちょっとお休みさせていただきます。申し訳ありません。

 ではでは〜(^_^)/~~~。

 

 

 

2016年
11月12日(土)
天気(晴)

 

 

 神田古本まつりには多数のご来場ありがとうございました。来年もまたよろしくお願いいたします。

 さて今週の新着目録です。単行本とイラスト集関連は竹宮恵子が多いです。雑誌は少女、別冊りぼん、別冊マーガレット、学年誌と色々。

 単行本は解説するほどのものがないので(^^ゞ、雑誌から行きます。

 

 光文社「少女1957年9月号」です。コンディションはあまり良くありませんのでご注意を。右上は高橋真琴「東京の白鳥」読切です。雑誌デビュー2作目で、バレエ物としては雑誌では初になる作品です。

 下が島守俊夫・松本あきら「ガンジスの目」新連載です。原作の島守俊夫は、時代小説なんかも書いておりましたが1980年以降はちょっと消息がわかりません。

 

 「少女1957年12月号」です。右上が高橋真琴「のろわれたコッペリア」です。トウシューズにピンで有名な作品です(笑)。貸本版もありますが、こちらが初出となります。

 中段は島守俊夫・松本あきら「わかれのワルツ」。島守俊夫と松本あきらのコンビって多いですね。

 下段は牧美也子「白いバレエぐつ」。この年の頭に単行本デビューして、この作品が雑誌デビューです。

 残念なことにわたなべまさこに1ページ、金田光二に3ページ分落丁が有りますのでお安い値段でご提供。

 別冊りぼん1968年冬の号です。下の方はとじ込み付録でわたなべまさこ「王女ミナ子着せ替え」です。

 漫画の方は

 

 左が好美のぼる「古井戸がよんでいる!」。右は井手ちかえ「おねえさんの星」です。

 

 こちらは新人。左が飯干ひろみ「雪のふる町を」。飯干ひろみは2,3年集英社系で活躍しておりましたが、その後は不明です。右は柚田はつえ「氷のお城」。柚田はつえの方はこの作品以外全く情報がありません。画もわりかしうまかったので途中でペンネームを変えているかもしれません。

 

 

 週刊マーガレット1967年12号です。野呂新平「春だよ!チコちゃん」。だいぶ少女漫画風に絵柄が変わっております。何か新鮮な感じ(^^ゞ。

 

 学年誌は2冊。小学四年生1972年4月号と1972年10月号。今話題の谷ゆき子「さよなら星」掲載号です。

 今週はこんなところで〜。

 来週はフレンドとなかよしとその他ちょこちょこの予定です。ではでは〜。

 

 

 

2016年
11月5日(土)
天気(晴)

 

 

 神田古本まつりも明日の日曜日で最終です。天気も良さそうなのでこの機会に是非神保町へ〜。

  今週の新着目録です。先週に引き続き今週も同人誌オンリー(^^ゞ。1980年代中盤のものが多しです。

 まずは個人誌。

 

 水縞とおるが2冊。左が「水縞とおる作品集1」、右が「みずまぜぶっく」。どちらも漫画というよりはイラストの比率が高い本です。水縞とおるは、本名の「戸国美穂」名義や二次創作用のペンネーム「笠置キチロウ」なんかの名義で色々と活躍されてましたが、今はどうしているんでしょうか(^^ゞ

 

 須藤真澄初期の個人誌「水族館」です。色々な同人誌に紀行したものを個人誌として集約したものです。殆どがその後単行本収録されましたが、なぜか右の「ぼくたちのナイーヴ」だけ未収録です。

 

 個人的に大好きな永山晃子の個人誌「永山晃子作品集」。漫画の手帖などに寄稿した短編を収録したもの。右は「海の風時化(プシケ)」。1997年ころまでは時折漫画の手帖に寄稿していたんですが、その後はぷっつり…。どうしているんでしょうか。

 山川直人「君の立場から君は正しい ぼくの立場から僕は正しい」。大分絵柄が変わって今はビッグコミックオリジナルの増刊などで連載をしている山川直人の初期同人誌です。

 一本木蛮「妖精物語」。マンガ家よりもコスプレーヤーとしてのほうが知名度ありました(^^ゞ。いまでも色んな所で活躍中です。

 槇夢民「夢民風 5」です。漫画の商業単行本は少ない方ですが、コバルト文庫などの表紙や挿絵でよく見かけました。ファンタジックな絵柄は当時人気がありました。

 つばめろまん「らすたみる 3」です。商業の作品はほぼ無い方ですが、同人歴は非常に長い方です。

 

 「カーニバル1984」です。サークルの母体がちょっと不明です。もん、山田章博、コジマケン、森博嗣となかなか豪華メンバーです。右は森むく(森博嗣)「崩壊の科学」。

 

 

 今回出した中で一番豪華メンバー。山猫舎「カムパネルラ 4号。右上が岡崎京子「三日月曲馬団」。左下がおーなり由子「コンニャク仮面」。右下が井上直久「イバラード伝説・四」。

 

 刊行周期がよくわからない広島合体同盟 「ふっ…やるじゃないか…4月号」。右は、ひらのあゆ「YELLOW Magic」。

 

 「ヤッターペンギン10号」です・これが一応終刊号だそうです。右は水野流転「アステロイド2004」です。

 

 最後はつばめろまん編集の「瞬在 静止世界普遍存在号」です。右は、うらた純(うらたじゅん)「北風に恋した少女 −タンポポの伝説−」。絵は今につながるものがあります。内容的には本人曰く少女漫画してる…そうです。

 今週はこんなところで〜。

 来週はジャンル色々雑多なところで〜。ではでは〜

 

 

2016年
10月29日(土)
天気(曇)

 

 昨日28日から神田古本まつりが始まりました。初日は雨でしたが、今日の土曜日から少なくても11月3日の文化の日までは天気持ちそうです。期間中は日曜日も営業いたしますので、この機会に是非神保町へおいでくださいませ〜。

  今週の新着目録です。今週は同人誌オンリー。

 まずは九州のアズ漫画研究会の「あず」2号。以前にも紹介しましたが再入荷しましたので…。

 

 むちAこ(陸奥A子)「れもんばばろあ色の夢」掲載。

 お次は日本女子大漫画研究会(没)の「びびっと」

 

 

 まずは1977年11月発行の「びびっと VOL.2」。左は、けもこびる(高橋留美子)「バイバイロード」。右は北原翔(北原文野)「銀色の汽車」。

 

 

 お次はVol.3。左が、けもこびる(高橋留美子)「不良青年団」。右が、目白花子「わんだあ・ぱずる」。

 基本的には年1回発行で、おそらく大学祭に合わせて11月頃発行していたようです。

 

 こちらは1986年6月発行の「デラックスびびっと2」です。こちらは増刊発行で本来は毎年4月頃に発行していたようです。この号だけ諸般の事情で2ヶ月遅れとのこと。右は、高橋留美子・目白花子合作「にこにこ似顔絵合戦」。

 これ以降は同人誌というよりも同人誌イベントのカタログになります。

 

 まずはMGM。いまでも開催されておりますが、この頃は150サークル前後の規模がありました(^^ゞ。

 左がMGM13。1983年夏頃川崎市民プラザ開催されました。右はMGM For LADIESの第1回カタログ。1984年4月8日に練馬区産業会館で開催されました。スタッフも参加者も女性ばっかりのイベントでサークル数は60サークルほどでした。ちなみにMGM17に相当するイベントです。

 

 お次はコミックスクウェアです。1981年のコミケ分裂騒ぎの後に反主流派(新・コミックマーケット)が名称を変えたものです。今回7回〜12回までのカタログがありますが、何回まで続いたのかが全く不明です。どこにも資料がない(泣)。

 左が第7回のカタログ。1984年1月15日に都立産業貿易センターで開催されました・第12回は1985年9月22日に同じ都立産業貿易センターで開催。

 

 こちらは主流派のコミケット。左が27回。1984年12月23日に春海国際貿易センター。参加サークル数は2200。当時としては圧倒的なサークル数ですが、今の規模から比べると実にかわいい数字です。

 

 

 こちらはちょっと特殊なイベント。左がなーる印刷・東京文芸出版合同主催同人誌即売会です。同人誌印刷会社が主催した同人誌イベントというのも面白いですね。1984年11月11日に東京流通センター開催で開催。このイベントがいつまで続いたのか全く不明です。
 右はあまり同人誌とは関係ありません。「アニメック&ファンロード合同フェスティバル プログラム」です。1984年4月5日に川崎市民プラザで開催。同人誌というよりはアニメファン向けのイベントのようでした。

 来週も同人誌続きます。ではでは〜

 

 

2016年
10月22日(土)
天気(晴)

 

 来週の28日金曜日から、神田古本まつりが開催されます。この機会にぜひ神保町へ〜(^_^)/

  今週の新着目録です。山田えいじ「ペスよおをふれ」の付録版19冊。流石にこれだけじゃなんなんで高橋真琴の便せん封筒が1点です。

 まずは高橋真琴の便せん封筒から。

 21cm×18cm位のサイズです。裏面が便箋になっていて、投函するときは二つ折りにして封かんして10円切手を貼って投函するスタイルです。
 雑誌の付録ではなくて文具店などで販売された商品のようです。ただメーカー名とかは記載がないのでわかりませんでした。商品名は「まり子びんせん」と書かれております。
 10円で封書が出せた時代は1951年〜1966年なので、高橋真琴の活躍時期と合わせると1960年代前半のものでないかと思われます。

 お次はなかよし付録の山田えいじ「ペスよおをふれ」19冊です。

 まずは基礎データ。

 山田えいじ 本名:山田保徳。1921年7月21日生れ、広島県出身、2006年9月1日死去、享年85歳。戦中は戦艦大和の搭乗員だった。
 もともと挿絵家だったが1957年ころから漫画に転じる。 1970年代以降は成年漫画を手がけ、その後は日本画画家となる。

 「ペスよおをふれ」 正確なタイトルは「ペスょおをふれ」と”よ”の文字が小文字である。講談社『なかよし』1957年8月号から1959年12月号まで掲載された。総ページ数は約3,300ページと当時としては珍しい大長編漫画であった。
 講談社から全8巻で単行本化もされたが、1958年7月号の中途までの約1,100ページを900ページ弱に再構成したものであり、単行本では3分の1までしか読むことが出来ません。

 1957年8月号の第2回までは本誌掲載で、それ以降はすべて付録での掲載となっています。

 一応今回目録掲載誌した号の判型とページ数を挙げておきます。

なかよし1957年11月号 付録 B6版 98頁
なかよし1958年1月号 付録 B6版 98頁
なかよし1958年3月号 付録 B6版 98頁
なかよし1958年4月号 付録 A5版 98頁
なかよし1958年6月号 付録 A5版 154頁
なかよし1958年7月号 付録 A5版 154頁
なかよし1958年8月号 付録 A5版 154頁
なかよし1958年10月号 付録 A5版 154頁
なかよし1958年11月号 付録 A5版 154頁
なかよし1958年12月号 付録 A5版 154頁
なかよし1959年1月号 付録 A5版 146頁
なかよし1959年3月号 付録 B5版 109頁
なかよし1959年4月号 付録 A5版 154頁
なかよし1959年5月号 付録 A5版 138頁
なかよし1959年6月号 付録 A5版 108頁
なかよし1959年8月号 付録 A5版 108頁
なかよし1959年9月号 付録 A5版 108頁
なかよし1959年10月号 付録 A5版 108頁
なかよし1959年11月号 付録 A5版 108頁
(頁数は表紙を含まず、扉と前回のあらすじ頁を含める)

 多いときには154頁、少ないときでも98頁も毎月描き下ろしていたようです。驚異的な執筆速度です。

 「ペスよおをふれ」は、1958年8月から1959年9月まで、松島トモ子主演でラジオドラマも放送されました。
 当時の小学生女子には圧倒的な人気があったようです。人気のほどはこの紙芝居を見てもわかります。


(画像提供:榎本千賀樣)

 大洋画劇社「ユリとペス」。昭和30年代前半の街頭紙芝居です。設定だけのパクリではなくてストーリーも丸パクリのようです(^^ゞ

 今週はこんなところで〜。来週は同人誌の予定です〜。

 さてお知らせ。

 図書の家入魂の1冊『超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界』が10月25日に刊行されます。
 Amazon:「超展開バレエマンガ 谷ゆき子の世界」  A5判型160ページの本ですが、 内容はぎっしり詰まっております。図版類も豊富なんですが、特筆すべきは息子さんをはじめ交際のあったマンガ家や当時の編集者などへのインタビュー記事の豊富さです。今まであまりプロフィールの知られてこなかった谷ゆき子の人となりが実によくわかります。貴重な1冊だと思います。

 更に関西の方は吉報。この単行本の出版に併せて、京都国際マンガミュージアムでミニ展示も行われます。

展示:「すごいぞ!こわいぞ!谷ゆき子!」
期間 2016年10月27日(木)〜2017年1月31日(火)
◇開館時間:午前10時〜午後6時(最終入館は午後5時30分)
◇休館日:毎週水曜日(11月23日を除く)、12月28日〜1月4日
会場 京都国際マンガミュージアム 1階 吹き抜けホール

 いままで廃棄されて存在しないと思われていた谷ゆき子の原画が展示されます。こ機会をお見逃しなく。
 ああ、わたしも京都に飛んで行きたい。(翼もないしお金もない(T_T))。

 

  漫画の手帖72号が刊行されました。表紙は菅野修です。ポップでクール(笑)。
  巴里夫先生の「思い出あれこれ 第2回」が掲載されております。このコラムが巴先生の遺稿となります。
 明日23日のコミティア118が初売りとなります。サークスペースはM36a 漫画の手帖事務局です。
  よろしくお願いいたします。

 では、また来週〜(^_^)/~~~

 

 

 

 

 

2016年
10月15日(土)
天気(晴)

 

 

 今度は急に寒くなりました。年々中間の気候が少なくなって来たような(^^ゞ

  今週の新着目録です。今週は小学館の少女コミック系。週刊少女コミックが1973年〜74年まで10冊、週刊少女コミック増刊号が1冊、別冊少女コミック1974年〜78年までが12冊、別冊少女コミックちゃおが4冊、別冊少女コミック増刊号が1冊です。

 今回も売切補充が主体(^^ゞ

 

 別冊少女コミックちゃお1973年5月号です。貸本上がりなのでちょっとコンディション悪いです。原田千代子「郷ひろみ物語」掲載。原田千代子はアイドルのコミカライズ多いですね。

 

 別冊少女コミック1978年10月増刊号。佐藤史生「レギオン」掲載。ルシファーが堕天して、アダムとイブにちょっかい出すまでのお話(^^ゞ。なかなか良く出来た作品です。ところで雑誌掲載時はページが入れ替わっている部分があります。編集者が順番間違えたのか、印刷所が製版する際に間違えたのかは不明です。読んでて話の流れがちょっとアレっと思います。

 これだけではナンナンでちょっとだけ追加。

 別冊少女コミックは倉多江美の単行本未収録が多めです。

 

 別冊少女コミック1975年7月号掲載、「かわいいポリー」。別冊少女コミック1975年12月号掲載、「夏至冬中冬はじめ」。意外と未収録が多い作家さんです。

 個人的に好きな宮田陽子。別冊少女コミック1977年10月号掲載「16歳のおめでた」。

 別冊少女コミックちゃお1976年5月号掲載、細川知栄子「事件発生!! ナナにおまかせ」。これも単行本未収録。

 今週はこんなところで〜。

 

 

2016年
10月8日(土)
天気(雨)

 

 今月28日(金)から、神田古本まつりが開催されます。
 詳細は
 http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html

 会期は11月6日(日)までと8日間の予定です。
 表のワゴンセールはいたしませんが店の方で何らかのセールを開催する予定です。
 皆様この機会に是非神保町においでください。

 それから明日9日日曜日は営業いたします。ただし12時〜17時までの営業となります。10日祝日月曜日はお休みいたします。よろしくお願いいたします。

  今週の新着目録です。デラックスマーガレット1冊。週刊マーガレット1冊、りぼんデラックス1冊、花とゆめ12冊です。

 

 

 まずはデラックスマーガレット1970年冬の号。なかなかに美しい1冊です。表紙は高橋真琴、右上ピンナップは西谷祥子、左下は高橋喬子の絵物語「五番街の白雪姫」、右下は西谷祥子「クーニャン 泣いた」単行本未収録です。

 漫画からもう1点紹介。こやのかずこ「雪女の森」です。民話系の作品みたいなタイトルですが、実はこやのかずこには珍しいSF作品です。しかも結構ガチなSFになってます。単行本未収録作品です。

 

 

 週刊マーガレット1963年34号です。34号なんですがこの年の中途から刊行されてますので、これが1963年の最後の号になります。
 左は、わたなべまさこ「亜紀子」。右は、小沢さとる「風は七いろ」新連載です。

 

 りぼんデラックス1975年秋の号(創刊号)です。内田善美「星くず色の船」収録。

 

 花とゆめは1974年から1977年まで。主に1975年が多めです。解説はパスねwww

 今週はこんなところで〜。

 

 

2016年
10月1日(土)
天気(雨)

 

 

 一新会大市が無事終了しました。お客様にも大変ご不便おかけして申し訳ありませんでした。これでようやく通常営業に戻れます(^^ゞ

 今週の新着目録です。少女サンデーが1冊。週刊マーガレットが18冊、週刊マーガレット臨時増刊号が1冊です。でも新規は少女サンデーだけで他はみんな売り切れ補充です。手抜きですみません(^^ゞ。

 まずは少女サンデー。ようやく創刊号が入手できました。

 

 1960年初秋号です。刊行日は9月1日の記載になっております。右はグラビアで「真珠のワルツ」。上が森田美保子で下が大原永子です。

 

 ストーリー漫画は3本だけです。左が丸山ひでゆき「花のみずうみ」。扉絵からもわかるようにバレエものです。丸山ひでゆきは、どちらかというと挿絵の人でマンガ作品は初めてみました。右は、芳谷圭児「さよなら・涙」。絵はこの当時の松尾美保子をちょっと意識しているような感じです。

 三原四郎「ピーナッツ記者」。三原四郎は全然知りません(^^ゞ。「ピーナッツ記者」は当時の時事問題絡めた内容で、15年ぶりのグアム島からの帰還兵がねたになっております。

 週刊マーガレットに関しては売切補充なんで解説パスです。ゴメンナサイ。

 来週は「花とゆめ」の初期のものが中心の予定です。

 ではでは〜(^_^)/~~~

 

 

 



東京都公安委員会許可第301020205392号 書籍商 代表者:藤下真潮