天気が良い割にはちょっと肌寒いです。動いていればちょうどいい陽気なんでしょうが、店でじっとしているとちょっと寒いです。
今週は週刊少女フレンド26冊。創刊号から1966年までです。ようやく週刊少女フレンドの創刊号が入荷しました。
週刊少女フレンド1963年1月1日号(創刊号)です。B5判全180ページで定価は50円でした。左の画像が表紙です。当時の定番の外国人少女です。モデルの女の子の名前は不明です。巻頭特集は「世界の王女さまのおしゃれあんない」、もうひとつの特集が「ナルちゃんと美智子さまのおウチ見学」。注釈するまでもないかもしれませんが、ナルちゃんというのは現皇太子の徳仁親王のことです。
漫画は全部で4本掲載されていた。左はちばてつや「ユキの太陽」。唯一の扉カラーです。少女クラブ時代から絶大な人気があった、ちばてつやの起用は当然といえば当然。右は赤松セツ子「みならい天使」。若木書房の貸本マンガにおいて絶大なる人気があった方です。若木書房での仕事も月1冊ペースで書き下ろしていたはずなので、この当時は結構忙しかったのではないでしょうか。
左は山田えいじ「草原のメダル」。山田えいじの描く女の子ってちょっと色気を感じさせます。右は中島利行「カナリヤ少女」です。山田えいじも中島利行も「なかよし」からの移行組です。
兎にも角にも少女マンガ専門誌としては日本最初の週刊マンガ雑誌です。さすがに週刊ペースに不安があるのか、4つの連載作品中3作品も原作付きです。やはり週刊連載というのはハードル高かったのだと思われます。
今回の見所をちょっとご紹介。
バレエ関係の話題が絶大な人気を誇った時代です。1963年10月13日号にちょっとバレエ特集が組まれております。森下洋子を中心にバレエ作品の紹介とかグラビアとかが満載。
左の「つきみそうの湖」も1963年10月13日掲載記事です。この当時良くあった写真小説です。右はちょっと号数が違って1963年9月29日号の巻頭にあったブロマイドです。上は森下洋子、下は大原永子。
この当時マンガでカラーページといえば、1冊中に1作品か2作品の扉ページだけというのが定番でした。しかも1963年の前半中はほとんどちばてつや「ユキの太陽」の扉ページに限定されておりました。そんなわけで「ユキの太陽」以外のカラー扉をご紹介。
左は1963年9月29日号掲載、東浦美津夫「ふりそで剣士」です。この号が新連載です。右は1963年10月20日号掲載、どやたかし「赤いバット」。
左は1963年11月24日号掲載、北島洋子「ナイルの王冠」。この号が新連載。右はちょっと飛んで1964年10月18日号掲載、細川知栄子「星のナギサ」。
あとちょっと珍しい作品を紹介。
左は1964年10月11日号掲載、里中満智子「マリアは知ってる」。デビュー後2作目の作品です。右は1966年4月19日号掲載、飛鳥幸子「100人目のボーイフレンド」。飛鳥幸子のデビュー作です。
左は1965年9月7日号掲載、松本零士「なかないで白い星」。単行本未収録作品です。右は同じ1965年9月7日号掲載、青池保子「死の谷」。読み切り作品です。
今週はこんな所で〜。
今日から明日にかけて静岡の大市に出かけてまいります。その為ご注文への確認メールを出すのが遅くなるかも知れません。ご容赦のほどよろしくお願い致します。
ところで巴里夫「今日も欠席」ですが、「5年ひばり組 8巻」とともに12月10日(土)には販売可能だと思われます。こちらも詳細決まりましたら、また通知いたします。よろしくお願いいたします。