今回は講談社が『少女クラブ』の愛読者向けに発行した『仲よし便り』です。
発行の開始は推定ですが1950年(昭和25年)12月頃です。月1回の発行で月の初めころに発行していたようです。
判型はB4サイズで雑誌の倍です。両面印刷の各号1枚のみです。丁度定形封筒に収まるように六つ折に折られておりました。
内容は本誌に掲載している作家先生の近況や読者からのお便り、読者からの詩や短歌の投稿、少女クラブの広告、付録の紹介等で構成されております。
誌面の編集は、ふたば子さんと呼ばれる女性が行っていました。この方は西条八十の娘で三井ふたば子といううお名前でした。苗字が違うのは当時既に結婚されていたからで、旦那さんや父親の西条八十が亡くなってからは、西条嫩子の名義で童話や詩や随筆なんかを書いた方です。
6号目から定価と送料が記載され、更に11号には第3種郵便の認可番号も記載されましたが、実際に販売されていたのかどうかははっきりしません。基本的にはお便りをくれた愛読者に対して返信する際に同封したのではないかと思われます。
今回は1,2,4,5,6,8,11号の7枚ですが、ダブリがあるので2つのセットに分けました。
また新聞以外にも
・ふたば子さんからのお便りのお礼文(印刷)
・文部省初等中等教育局長の推薦文
・講談社の他の雑誌の広告
の3点があります。
販売するそれぞれのセットの内容は
Aセット:
・仲よし便り 1,2,4,5,6,8,11号 7枚
・ふたば子さんからのお便りのお礼状(印刷)
・文部省初等中等教育局長の推薦文
・講談社の他の雑誌の広告
コンディション:1号折り目にそって4cmサケ
売価10,000円
Bセット
・仲よし便り 1,2,4,6,11号 5枚
・文部省初等中等教育局長の推薦文
コンディション:1号折り目にそって4cmサケ。11号上部2cmサケ
売価6,000円
|